英語を一から勉強し直したい!
燃えてるね〜。
じゃあまずはbe動詞からかな?
ビー動詞……? シー動詞なら任せてください!
ないよ! A動詞もC動詞もないよ!
こんにちは、yunです!
英語について調べるなかで「be動詞ってなに?」「be動詞ってどういう使い方をするの?」と疑問に感じていませんか?
そんな疑問をお持ちの方に、こちらの記事では be動詞の使い方や、海外では be動詞についてどのように習うのかをわかりやすく解説しています。
この記事を読めば、be動詞の使い方の全体像がわかります!
be動詞は海外では動詞ではない?
日本ではbe動詞は他とは特別な動詞だと習います。
海外では、be動詞は2種類のはたらきがあり、1つは通常の動詞のはたらき、もう1つは助動詞としてのはたらきだと習います。
この記事では、本動詞としてのはたらきを中心に解説するね。
海外ではbe動詞は助動詞(Auxiliary verb)として習う
「auxiliary verb (= helping verb)」とは、和訳すると「助動詞」を意味する単語です。
「auxiliary」は「補助的な」という意味の形容詞です。発音記号は「ɔgzíliəri 」で、「オグズィリアリ」のように発音します。
「verb」は「動詞」の意味です。つまり「auxiliary verb」は直訳すると「補助的な動詞」です。
日本で習う助動詞と海外の助動詞は同じではない
日本で助動詞を勉強するとき、以下のようなルールで習った記憶はあるでしょうか。
例文 | 海外の文法 |
---|---|
I can swim. | 私は泳げます。 |
Will you marry me? | 結婚してくれますか? |
You can not do that. | そんなことをしてはいけない。 |
助動詞のあとは動詞の原形がくるって覚えました。
海外の助動詞は、「助動詞+動詞の原形」でなくてもよい
実は、海外でいう助動詞は、日本語で習う上記のルールが必ずしも当てはまりません。
海外では、助動詞は「動詞と組み合わせて使い、文の意味を補助するもの」です。このとき、組み合わせたときの動詞が原形かどうかというのは重要視されません。
be動詞は海外では助動詞として扱う
そして「動詞と組み合わせせて文を補助するもの」というルールで考えた場合、助動詞は「can」や「will」だけでなく、「be」「do」「have」も含まれることになります。
例文 | 解説 |
---|---|
I go to the zoo. 私は動物園に行きます。 | ここには助動詞be はありません。 |
I am going to the zoo. 私は今動物園に向かっています。 | be を足して、進行状態を表すよう文を変更しています。 |
In September, I will have been going to the zoo for a year. この9月で、私が動物園に行き続けて1年になります。 | have を用いて未来完了の時制を表すよう文を変更しています。 |
海外では英語の三大助動詞は「be」「do」「have」
海外では、助動詞を大きく2種類に分類しています。まず、すべての助動詞をさす「auxiliary verb」。それから、そのなかでも動詞と組み合わせて能力や気分を表す「modal auxiliary verb」。
日本で習う助動詞は、この「modal auxiliary verb」のほうです。つまり、海外の助動詞のほうが日本の助動詞よりも広い概念であると言えます。
ちなみに、通常の動詞は日本では動詞や本動詞と呼び、海外では「main verb」と言います。
単語 | 海外の文法 | 日本の文法 | 意味・はたらき |
---|---|---|---|
be, do, have | auxiliary verb | 動詞(本動詞) | 動詞と組み合わせて疑問文、受動態、否定文などをつくる。 |
will, can, mayなど | auxiliary verbのうちの、 modal auxiliary verb | 助動詞 | 動詞と組み合わせて意志、可能などの意味を付け足す。 |
run, walk, likeなど | main verb | 動詞(本動詞) | 動作や状態を表す。 |
be動詞の種類
be動詞の形は8種類ある
単語 | 例文 |
---|---|
be | Don’t be late. 遅刻してはいけません。 |
am | I am late. 私は遅刻します。 |
is | He is late. 彼は遅刻します。 |
are | We are late. 私たちは遅刻します。 |
was | I was late. 私は遅刻しました。 |
were | We were late. 私たちは遅刻しました。 |
being | This item is being very helpful these days. この道具は最近とても役に立っています。 |
been | We have been ready for an hour. 私たちは1時間前から準備できています。 |
be動詞の助動詞としての用法
be動詞を助動詞として用いる場合、主な用法は進行形を作る場合と受動態を作る場合の2種類です。
be動詞の助動詞としての用法は、別の記事でくわしく解説する予定です。
be動詞の助動詞用法:動作の継続を表す
「be」を2回用いることで動作の継続を表す
be動詞の進行形をつくるには、be動詞を2回用います。
1回目は助動詞として、2回目は本動詞として用います。
例文 | 訳 |
---|---|
You are being so annoying! | あなたはとても迷惑です! |
I know I am being silly, but I am frightened. | 愚かなことだとはわかっていますが、私はおびえています。 |
be動詞の本動詞としての用法
be動詞は本動詞としても用います。こちらの用法は多種多様です。以下で確認してください。
be動詞の本動詞用法:be動詞の現在形は短縮することが多い
be動詞の現在形は通常の会話ではしばしば短縮されます。ただしこれはカジュアルな雰囲気を持つため、フォーマルな文章では省略は避けましょう。
省略形 | 本来の形 |
---|---|
I‘m here. 私はここにいます。 | I am here. |
You‘re here. あなたはここにいます。 | You are here. |
He‘s here. 彼はここにいます。 | He is here. |
It‘s here. それはここにあります。 | It ishere. |
We‘re here. 私たちはここにいます。 | We are here. |
They‘rehere. 彼らはここにいます。 | They are here. |
be動詞の本動詞用法:短縮のしかたで否定の気持ちを強調できる
be動詞に「not」を付けることで否定文に変更できます。このとき、「not」の部文を省略するかしないかで、どのくらい否定の気持ちが強いかを表現することができます。
「not」を省略しないと、否定の意味を強調した言い方になります。
通常の否定分 | 否定を強調した否定分 |
---|---|
I’m not late. 私は遅刻しません。 | – |
You aren’t late. あなたは遅刻しません。 | You’re not late. |
He isn’t late. 彼は遅刻しません。 | He’s not late. |
We aren’t late. 私たちは遅刻しません。 | We’re not late. |
They aren’t late. 彼らは遅刻しません。 | They’re not late. |
「I am not」を「I amn’t」とする表現を習ったことがある人も多いと思いますが、「amn’t」は通常使用しません。「I am not」に関しては省略形は「I’m not」しか使わず、「not」の使い分けで否定のニュアンスをコントロールすることもありません。
be動詞の本動詞用法:感情や状態を表す
「be動詞+形容詞」で感情や状態を表す
be動詞は感情や状態を表す形容詞と結びつきます。
例文 | 訳 |
---|---|
I am delighted with the news but he is not happy. | 私はその知らせを聞いて喜んだが、彼は嬉しそうではなかった。 |
She was busy so she was not able to see me. | 彼女は忙しかったので、私に会うことができませんでした。 |
be動詞の本動詞用法:人の振る舞いを表す
「be動詞+ being +形容詞」で振る舞いを表す
be動詞は「being +形容詞」と結びつき、人の振る舞いを表します。
例文 | 訳 |
---|---|
I am not being slow, I am being careful. | 私はゆっくりなのではなく、注意深いのです。 |
You were being very rude to your mum when I came downstairs. | 私が降りてきたとき、あなたはお母さんにとても失礼な態度でした。 |
be動詞の本動詞用法:未来を表すこともできる
「be」+「to不定詞」で未来を表す
「be動詞+ to不定詞」は、未来の予定を表すために使われることがあります。これはかなりフォーマルな用法で、ニュース英語などで見受けられます。
例文 | 訳 |
---|---|
The Prime Minister is to visit Hungary in October. | 首相は10月にハンガリーを訪問する予定です。 |
The Archbishop is to have talks with the Pope next month. | 大司教は来月教皇と会談する予定になっている。 |
be動詞の本動詞用法:時間、距離、天気、数字と結びつく
「it + be動詞」は抽象的な数字や天気を表すことができる
「it + be動詞+時間(距離、天気、数字)」で時間や距離などの話題を表現できます。
例文 | 訳 |
---|---|
Hurry up, it’s eight thirty! | 急げ、8時半だ! |
Is it? I didn’t know it was so late. | そうなの? そんなに遅いとは知らなかった。 |
It’s thirty miles to Glasgow. | グラスゴーまで30マイルです。 |
Come and visit us. It’s not very far. | ぜひ来てください。そんなに遠くありませんよ。 |
It’s hot today but it isn’t wet. | 今日は暑いけどジメジメしてはいません。 |
It’s very expensive to live in London. | ロンドンで暮らすのはお金がとてもかかる。 |
be動詞の本動詞用法:「ある」「ない」を表す
「There」+「is/are」で存在を表す
名詞の数に応じて「be」が単数形になるか複数形になるかが決まります。
例文 | 訳 |
---|---|
There’s a spare toothbrush in the cupboard. | 食器棚には予備の歯ブラシがあります。 |
There was a cold wind blowing. | 冷たい風が吹いていました。 |
There isn’t enough petrol for the journey. | 旅に十分なガソリンがありません。 |
There are several petrol stations on the way, aren’t there? | 途中、ガソリンスタンドがいくつか ありますね。 |
be動詞の本動詞用法:疑問文で用いる
「be」を主語の前に置くことで疑問を表す
be動詞を含む疑問文は、適切な形のbe動詞を主語のすぐ前に置くことで作ります。
例文 | 訳 |
---|---|
Are you better now? | もう良くなりましたか? |
Is he free this morning? | 彼は今朝ヒマですか? |
Was he cooking dinner when you arrived? | あなたが着いたとき、彼は料理をしていましたか? |