ギリギリでも期限に間に合えばセーフですか?
後回しにするとミスが増えるという研究結果があるわ。
くりかえせば周囲に迷惑をかけやすいから、間に合ってもギリギリ癖はよくないわよ。
ギリありよりのギリなしですか?
(語彙までギリギリ癖がついている……。)
こんにちは、Yunです!
仕事の効率化について調べるなかで「先延ばしや後回しの癖を治す方法ってあるの?」「先延ばし癖は治らないの?」と疑問に感じていませんか?
そんな悩みをお持ちの方に、こちらの記事では仕事の先延ばしをやめるための方法を解説しています!
この記事を読めばいやな仕事も先延ばしにしなくなる方法がわかります!
先延ばしすることによるデメリット
期限に間に合わせられない場合、チームに損失を与えることになります。チーム全体の評判が悪くなり、あなた個人への評価も下がります。
チャンスが目の前にあるときにギリギリまで行動しないでいると、そのチャンスをほかの人に奪われることがあります。また、行動の遅い人には与えられないタイプのチャンスも存在します。
あせっている状況では、判断を間違えることがあります。
奈良教育大学の研究では、先延ばし癖のある学生ほどミスを生じやすいという結果がでました。先延ばしに関連してミスが発生すれば、対処が必要になり、結果的にチームに迷惑をかけることになります。
先延ばしは、たとえあなたがささいな問題だと感じていても、顧客からの信用をいちじるしく損なう可能性があります。
先延ばしのデメリットってたくさんある……。
(参考URL:藤田正「先延ばし行動と失敗行動の関連について」)
先延ばしにしてしまう根本的な理由
これについては、続きの解決法で合わせて解説するわ!
先延ばし癖を治すための方法
目的を設定する
あなたは今あなたが取りくもうとしているタスクの目的や目標を答えられますか? 答えられない場合、目標が不明確な点がタスクを先延ばしにしている原因である可能性があります。
大阪大学の研究では、高い目標設定をもつ意識がある人ほど先延ばし傾向が低いという結果が出ています。
そのタスクが目標達成のために不可欠なものであると理解していれば、先延ばしにすることの問題を鋭敏に感じ取れるはずです。
目標達成にとって重要であることを理解していても先延ばしにしてしまう場合、続きの内容を参照してください。
なんのために頑張るかがわかれば、早めに行動できそうですね。
(参考URL:山口葉純「自己志向的完全主義が先延ばし行動と失敗行動に及ぼす影響」)
目標設定の重要性については、こちらの記事で解説しています!
得られるものについて考える
「なぜ先延ばし癖を治したいと感じているのか」を考えてみることは、あなたのモチベーションを高めます。
先延ばしにすることであなたの人生やキャリアにどのような損失があるかを書きだしてみましょう。
仕事を手をつけていないあいだ、なんとなくモヤモヤした気分や、うっすらとした不安を感じていませんか? 先延ばしをやめれば寝る前に不安な気持ちになることも、日々の活力が低下することもなくなります。
先延ばしへの不安が強い人ほど、計画をしっかり立てるという研究結果があるわ。
ルーティーンをつくる
ルーティーンとは習慣であり、人の生活を正すものも習慣です。仕事に適切なルーティーンを組みこめていない場合、作業の進め方が非効率になっている可能性があります。
早起きを日課にしている人は、脳がスッキリしていて、誰からも邪魔の入らない時間帯に仕事に取りくむことができています。
ルーティーンは一度決めたらずっと守らなければいけないものではありません。ルーティーンをつくることの意義は、「効率的なパターン」をもつことです。日によっては、決めたルーティーン以外の行動を取り入れても問題ありません。
一度「効率的なパターン」をもてば、そのタスクを効率的に進めたいときにいつでもそのパターンを引き出せるようになります。
プロ野球選手とかも、みんなルーティーンもってますよね〜。
悩むよりも手を動かす
あなたがそのタスクに疑問や不安、恐れを感じているなら、そのタスクは先延ばしされやすい傾向にあります。
あなたが「悩んでいる」と思っている時間は、実際にはなにも生みださない「思考停止」の時間とそう変わりません。実際、成果が生まれそうな段階で悩んでいる人はほとんどいません。
この思考停止状態は、効率化のためにはなんとしても避けるべき時間です。悩んで(いると自分では思って)なにも手が進まない状態におちいったら、「とにかくやる」モードに切り替えましょう。
Youtubeで3100万回以上再生されているメル・ロビンズのプレゼンテーション内で、彼女は「5秒ルール」を提唱しています。
これは、目標に向かって行動したい衝動に駆られるたびに、5秒以内にその行動に向けて体を動かすというものです。
彼女は動画内で、人はどれだけ強烈な衝動や感動を感じたとしても、5秒以内に行動に移さない場合、その思いは減衰すると伝えています。
5秒って厳しくないですか……。
それぐらい「早く行動に移すことが大切」ということよ。
もっともやりたくない仕事に対処する2つの方法
先延ばし癖を治すうえで、避けては通れないのが「やりたくないことをやること」です。
この誰にとってもいやなことは、それでも対処しなければならないことです。あなたのタスクには目的があり、このいやな仕事も目標達成上は必要なことだからです(そうでなければやることリストから削除できるはずです)。
やりたくないタスクにどう対処するかは、2種類の効果的な方法があります。これはどちらが正解というものではなく、その人の性格や価値観に合わせて選択できます。
いやな仕事は、いやです!
カエル方式
カエル方式(Eat The Frog / カエルを食べる)は、「ビッグフロッグ・ファースト方式(The Big Frog First)」「カエル戦略(Frog Strategy)」とも言います。
これは『トムソーヤーの冒険』の著者マーク・トウェインの以下の言葉に由来します。
カエルを食べるのがあなたの仕事なら、朝に食べるのが一番です。そして、カエルを 2 匹食べるのが仕事なら、大きいほうのカエルを先に食べるのが一番です。
マーク・トウェイン
ここでは「カエル」は「一番先延ばしにしたい仕事」のたとえです。この方式では、1日の朝最初に「一番いやな仕事」に取りくみます。
朝は1日のなかでもっとも集中力の高い時間帯なので、しんどい仕事をするのにも効率的な時間の使い方と言えます。
カエル方式は、先延ばしと真正面から戦います。一番いやな仕事を1日の最初に終わらせれば、その日それ以上いやなことは起こりません。
どうせやるなら、最初にやってしまおうということですね。
カエル方式のメリット
朝は仕事が中断されることが少ないし、そういう意味でも効率いい気がします。
雪だるま方式
雪だるま方式(Snowball)は、簡単で確実に達成できるタスクから始めて、勢いをつけてから、より困難なプロジェクトに取りくむ方法です。
ちょっとずつ自分のエンジンをかけていく、って感じですね。
雪だるま方式のメリット
この方法は、最初に小さな目標を達成するため、満足感と自信をもつことができます。それによってモチベーションがあがり、習慣として継続しやすくなります。
重たい仕事に取りくむのは勇気いりますもんね〜。
先延ばし癖を治すことによって変わること
先延ばし癖を治すことは、仕事だけでなく人生全体に良い影響を与えます。
先延ばし癖をなくすのって仕事の効率化だけじゃないメリットがあるんですね!