ルーターの中継機モード(WBモード)とは?
ルーターの中継機モードとは、その機器のルーター機能をオフにして、ルーターではなく中継機として利用する場合に使う機能です。
無線LANルーター(Wi-Fiルーター)を購入した場合、最近の機器であればルーター機能とアクセスポイント機能、中継機機能が搭載されています。つまり「ルーター」という名称でありながらルーター以外の役割もになうことができるというわけです。
ルーターの中継機機能は、メーカーによって「中継機モード」「WBモード」と呼ばれます。「WB」はバッファロー社が使用していて、「Wireless Bridge」の略です。「ブリッジ」というと本来中継機とは別物なのでなんだかややこしいですが、WBは中継機のことをさしています。
1つの機器がいろんな役割をになっているんですね。
中継機とはなにか
中継機(Repeater / リピーター)とは、すでにWi-Fi環境はあるが、Wi-Fiの電波を受信できるエリアを広げたいときに使用する機器です。中継機は「Wi-Fiエクステンダー(Extender / 拡張機)」とも呼びます。
中継機がおこなっていることは、既存のWi-Fi信号を受信し、それを増幅してから、ブーストされた信号を送信することです。
中継機を使用することでWi-Fiの電波が自宅やオフィスの隅々まで到達したり、別の階まで電波が届いたり、庭にまで広げたりすることもできます。
中継機モード(WBモード)はどのようなときに使えばいいのか
初心者が混乱を招きやすいのは、2つある機器のうち一方をルーター兼アクセスポイント役として用い、他方を中継機役として用いるけれど、どちらも機器の名称(商品名)は「無線LANルーター」であるという点です。
アクセスポイント機能をもつ機器が1台しかない場合、その1台を中継機モードで利用することはできません。
アクセスポイントについてはこの記事でくわしく解説しているわ。