化粧品業界って女性にとって働きやすいですか?
化粧品業界は女性管理職の割合が高く、女性が活躍しやすい職場環境よ。
有給はとりやすいけれど、部門によっては残業は多くなるかもね。
まかないで毎日メイクしてもらえるんですかね?
そんなラーメン屋さんみたいな制度はないわ。
こんにちは、Yunです!
転職について調べるなかで「化粧品業界って働きやすいの?」「化粧品業界のワークライフバランスってどうなの?」と疑問に感じていませんか?
そんな悩みをお持ちの方に、こちらの記事では化粧品業界の働きやすさについて解説します!
この記事を読めば、化粧品業界があなたにとって働きやすい業界かどうかがわかります!
化粧品業界の働きやすさ・ワークライフバランス
女性のリーダーが多い
化粧品メーカーでは他の業界よりも女性管理職が多く、女性が昇進をめざせる環境にあります。子どもがまだ幼い人でも部門長やグループマネージャーを担うことが可能です。
産休・育休がとりやすく産後復帰もしやすい
従業員に女性が多いため、産休・育休の取得は理解されやすい業界文化があります。子どもが幼いうちは時短勤務をおこなう人もいます。育児や子の看護を事情とした急な退勤や有給取得についても、「お互いさま」の気持ちでフォローしあう文化があります。
残業時間はさまざま
残業時間は全体としては少ない傾向にありますが、これは部門や職種によって異なります。
具体的には開発部門は残業がほぼないか少ない傾向にありますが、マーケティング・販売・営業部門は残業が多くなる傾向にあるようです。
国内化粧品メーカーの働きやすさ・ワークライフバランス
資生堂
国内最大手の資生堂はワークライフバランスの推進に力を入れており、フレックス制度や在宅勤務をコロナ以前から取り入れていました。
有給休暇10日以上の取得や残業時間20時間以内などが評価システムに組みこまれており、こちらは形骸化せずに実際に機能した取りくみになっています。
また、連続休暇の取得も推進していることは、働きやすさを重視した資生堂ならではの企業文化です。
花王
花王も同じくワークライフバランスに力をいれています。女性従業員の数が多く、女性が活躍しやすい・子育てがしやすい・残業が少ないなど、女性の働く環境としてのメリットが多くなっています。
「休み休みWork Style」と銘打った休息・休憩制度を推奨しており、1日の仕事のなかにゆとりを持たせようとする社風があります。
外資系化粧品メーカーの働きやすさ・ワークライフバランス
日本ロレアル
ロレアルはフランスに拠点を置く世界最大の化粧品メーカーです。「イヴ・サンローラン」や「メイベリン・ニューヨーク」などさまざまな有名ブランドを傘下にもっています。
こちらも女性従業員が中心で、女性リーダーが珍しくないことや、産休・育休がとりやすいことは国内メーカーと同じです。
ただし、本社勤務を中心に業務量は多く、高いやる気でバリバリ働くという社風はあります。有給はしかっかり取得でき、個人の裁量権も大きいため「ワークハード・プレイハード」でやりがいをもってどんどんスキルアップしていきたい女性におすすめの環境です。
P&Gジャパン
ほかの化粧品メーカーと同じく、女性従業員が中心で子育てへの理解がある社風です。フレックス制や在宅勤務制度も広まっており、マネージャー職でも子育てをしながら活躍することができます。
営業部門は直行直帰を可能にしており、出社の義務がないので通勤ラッシュにもまれる必要がなく、自分で時間を調整できるという点も働きやすさにつながっています。
残業時間は社内でも部署によって差が大きいようです。残業代がみなし残業制なので、残業時間が長い人にとっては時給換算するともの足りなく感じるかもしれません。
ユニリーバ・ジャパン
ユニリーバは「Dove(ダブ)」や「Lux(ラックス)」「Axe(アックス)」などをあつかうヘアケア・化粧品・食品メーカーです。
女性従業員が多く、特にマーケティング部門は管理職も含めて女性中心の職場です。社風はP&Gと近く、男女平等・個人の裁量権が大きい・働きがいがある、という要素のそろった「バリキャリ」系外資メーカーです。
有給はとりやすく、テレワークをおこなう従業員も多いため子育てと仕事を両立しやすい環境があります。個人の裁量権が大きいというのはやりがいにつながりますが、業務量の多さにもつながるため営業部門を中心に残業は多くなる傾向にあります。
化粧品業界の将来性
化粧品業界はコロナ禍以降、苦しい時期が続いています。
2022年も日本はマスクを着用している人がほとんどで、メイク系商品の売上は低迷しました。
2023年3月に政府がマスク着用を個人裁量としたあともマスクを外す人は少なく、日本人の生活がコロナ以前とは変化したことは、化粧品業界にとって今後もしばらくは苦しい時代が続くことを予想させます。
主な海外進出先の中国では現在日本よりも安く化粧品が売られており、これではインバウンドが復活したとしても中国人による化粧品の「爆買い」は見込めません。
ただし、長期的には化粧や「美」への関心が低下するとは考えにくく、マスク社会がゆるやかに終了したあとは国内の経済規模については復活すると考えられます。
働きやすい企業を選べば活躍できる
上の図は、日本の女性の平均賃金が男性よりも約22.5%低いことを表しています。
先進諸国と比べて日本は女性の平均賃金が男性よりも低い傾向にあります。
女性の管理職比率も先進諸国と比べると低く、働く環境をしっかり選ばないと、女性は男性よりも損をする可能性が高くなっています。
ただし、今回紹介したように女性が活躍できる環境を用意した企業もたくさんあります。
女性にとって働きやすい環境に身を置くことで、これまで以上のキャリアを築くことができます。
仕事も私生活も両立して、人生を楽しみたいです!
記事のなかで紹介した仕事に興味があれば、転職サイトなどで調べてみてください。