シンクタンク系コンサル業界って女性にとって働きやすいですか?
シンクタンクは顧客が官公庁メインだったり、内容が政策提言だったりとほかのコンサル業界と異なる点もあるけれど、働きやすさという点ではコンサル業界とほぼひとくくりにできるわ。
つまり?
基本はハードワーク、だけど個人の生産性やプロジェクトの内容次第ではワークライフバランスを保つことも可能、というところね。
こんにちは、Yunです!
転職について調べるなかで「シンクタンク系コンサル業界って働きやすいの?」「シンクタンク系コンサル業界のワークライフバランスってどうなの?」と疑問に感じていませんか?
そんな悩みをお持ちの方に、こちらの記事ではシンクタンク系コンサル業界の働きやすさについて解説します!
この記事を読めば、シンクタンク系コンサル業界があなたにとって働きやすい業界かどうかがわかります!
シンクタンク系コンサルタント業界の働きやすさ
コンサル業界には戦略系・総合コンサル・人事系・金融/M&A系・シンクタンク系などが含まれます。それぞれの特徴について以下で解説していきます。
シンクタンク系コンサルタントは単にシンクタンクとも呼びます。シンクタンクとコンサルティングファームでは基本理念の違いや民間/官公庁といった主なクライアントの違いはあるものの働き方やワークライフバランスの面では大きな差はありません。
シンクタンク系は大手を日系企業が占めており、その点で外資系中心のほかのコンサル業界と社風に違いを感じることがあるかもしれません。
働きやすさに関するシンクタンク系コンサルタント業界の特徴は、以下のものが挙げられます。
シンクタンク系コンサルタント業界の働きやすい会社3選
野村総合研究所
野村総合研究所は「NRI Women’s Network」を掲げています。この取りくみにより、2022年時点の新卒採用の女性比率は32.8%、管理職の女性比率9.6%、男性社員の育休取得率35%となりました(公式HPより)。このうち、管理職の女性比率は全国平均の13.2%を下回っており、課題があります。
同社は女性活躍推進法に基づく一定基準を満たした企業に対する認定制度「えるぼし認定」の最高位から2番目の「えるぼし(3つ星)」認定企業です。
また、次世代法に基づく一定基準を満たした場合に「子育てサポート企業」として認定される「くるみん認定」を取得しています。
野村総合研究所は2017年から2022年の6年間、女性活躍推進に優れた上場企業として「なでしこ銘柄」に選定されていました。2023年からは選定銘柄が1業界1社に厳格化されたためはずれてしまいましたが、同社が女性活躍推進に努めてきた実績があることは間違いありません。
組織体制として経営コンサル、システムコンサル、金融、産業と部門が分かれており、どこに所属しているかでワークスタイルも異なります。プロジェクトに左右される部分も大きいですが、産業ソリューションは残業多め、資産運用系はワークライフバランスを調節しやすい傾向にあるようです。
三菱総合研究所
三菱総合研究所の2022年時点の採用の女性比率は26.1%、管理職の女性比率9.9%です(公式HPより)。同社についても、管理職の女性比率は全国平均の13.2%を下回っており、課題があります。
三菱総合研究所は女性活躍推進法に基づく一定基準を満たした企業に対する認定制度「えるぼし認定」の最高位から2番目の「えるぼし(3つ星)」認定企業です。
また、次世代法に基づく一定基準を満たした場合に「子育てサポート企業」として認定される「くるみん認定」を取得しています。同社の男性の育児休暇取得率は2022年時点で33.3%であり、子が満3歳の4月末までの育児休職制度があります(公式HPより)。
従来はかなりハードワークであったようですが、近年は全社的にワークライフバランスの意識が高まってきているようです。年末年始・GW・夏期などは10連休前後のまとまった休暇を取得することができます。
みずほリサーチ&テクノロジーズ
みずほリサーチ&テクノロジーズ(以下、みずほR&T)の2021年の新卒採用の女性比率は31%、男性育休取得率は97%、2022年の管理職の女性比率は12.2%となっています(公式HPより)。このうち、管理職の女性比率は全国平均の13.2%を下回っており、課題があります。
みずはR&Tは女性活躍推進法に基づく一定基準を満たした企業に対する認定制度「えるぼし認定」の最高位から2番目の「えるぼし(3つ星)」認定企業です。
また、次世代法に基づく一定基準を満たした場合に「子育てサポート企業」として認定される「くるみん認定」においても最高位の「プラチナくるみん」を取得しています。
2018年に女性活躍推進に優れた上場企業として「なでしこ銘柄」に選定されていました。
みずほR&Tでは2016年から「男性社員の育児休業取得率100%」を目標に掲げ、男性社員の積極的な育児参加を推進しています。男性社員が育児休業を取得しやすいように、育児休業のうち5営業日を有給化しています。
同社では短時間勤務制度を採用しており、1日6時間以上の勤務であれば出勤時間・退社時間を自由に設定することができます。
保育園についても提携の園があるため、自宅が近ければ保育園探しの労力が不要になります。
同業他社と同じく、残業料はプロジェクト次第の面もあるが、休暇制度については整っていると言えます。
働きやすい企業を選べば活躍できる
上の図は、日本の女性の平均賃金が男性よりも約22.5%低いことを表しています。
先進諸国と比べて日本は女性の平均賃金が男性よりも低い傾向にあります。
女性の管理職比率も先進諸国と比べると低く、働く環境をしっかり選ばないと、女性は男性よりも損をする可能性が高くなっています。
ただし、今回紹介したように女性が活躍できる環境を用意した企業もたくさんあります。
女性にとって働きやすい環境に身を置くことで、これまで以上のキャリアを築くことができます。
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