
目標は一日一善です!

いい心がけだけど、仕事の目標設定としては甘すぎよ。

一日一膳ではどうでしょうか?

一日にごはん一膳? ……厳しすぎない?
こんにちは、Yunです!
仕事の効率化について調べるなかで「目標設定のしかたがわからない」「目標設定の具体例ってどんなの?」と疑問に感じていませんか?
そんな悩みをお持ちの方に、こちらの記事では目標設定の具体的な手法を解説しています!

この記事を読めば誰でも具体的で達成可能な目標を設定できるようになります!

目標設定とは

目標設定とは、あなた個人、またはあなたの組織がめざす最終到達地点を決めることです。
目標を決めることの意義は、あなたのやるべきことを構造化する点にあります。目標が定まったとき、あなたが進むべき道と、進むべきではない道の両方が提示されます。
なにをすべきかわからなかったころのモヤモヤはなくなり、目標達成に必要なことのみに時間を割けるようになります。
ただし、最終ゴールしか決めていない場合は、まだ目標設定においては中途半端です。ビジネスでは通常、大きな目標を達成するための小さな目標を決めることまで要求されます。
目標設定は、ほかの多くのビジネススキルの前提となります。あなたが「なにをしたいのか」「どうなりたいのか」が不明確な場合、多くの取りくみが失敗する可能性が高まります。

目標を立てたらいいこといっぱいなんですね!
目標設定の重要性
目標は、あなたが時間をかけて取りくむ仕事に意義を与えます。あなたの行動は長期的なビジョンに基づくようになり、そのために努力していることは日々に活力を与えます。
目標が決まれば、「ノー」と言える勇気もわいてきます。誰かになにかをお願いされたときも、自分が関わるべきか、そうではないかが判断できるからです。
また、目標設定は一度決めたら終わりではありません。つねに、自分の目標はそれでいいのかを検討することになります。
ゴールについてくりかえし考えることは、自然と習慣や人生哲学を見つめなおすことにつながります。自分に合った目標を設定するだけでなく、高い目標に合わせてあなたの生き方や価値観を変更するようにもなります。

目標を決めるのは仕事の効率化の第一歩よ。
目標と目的の違い
目標と目的の違いを厳密に定義することは簡単ではありません。
学術的な差異はともかく、ビジネス論では最終目標を「目的」と呼び、「目標」は目的を達成するまでの指標というとらえ方をよく見受けます。この解釈は、思考を整理するうえで効果的です。
欧米由来のビジネス用語の場合、目標と目的は混同されがちです。「goal(ゴール)」は「目標」と訳されがちですが、本来ゴールとは最終到達地点をさすので、国内ビジネス論の「目的」と訳すべき言葉でもあります。
この記事では目標も目的も細かく区別はせず「目標」と呼んでいます。

区別したいときは区別するけど、大きくは一緒ってことですかね〜。
目標設定における「SMART」とは?

SMART目標(SMART goals)は「SMARTの法則」とも呼ばれています。

名前がかっこいい!
SMART目標の歴史
1981年11月、ジョージ T. ドーランの記事「経営陣の目標と目的を書くためのスマートな方法」が「マネジメント・レビュー」誌に掲載されました。ドーランは記事の中で、SMART目標の概念を提唱しました。
こののち、SMART目標は数えきれないほどの専門家や経営者によって支持される目標設定アプローチとなりました。

SMART目標の歴史は古いんですね〜。
(参考URL:George T. Doran「There’s a S.M.A.R.T. way to write management’s goals and objectives」)https://community.mis.temple.edu/mis0855002fall2015/files/2015/10/S.M.A.R.T-Way-Management-Review.pdf
具体的(Specific)
目標は明確かつ具体的である必要があります。そうしないと努力に集中したり、目標達成のための心からの動機に気づいたりすることが難しくなります。
目標を具体的にするためには5つの「W」の質問に答えましょう。つまり、いつ・どこで・だれが・なにを・なぜ達成するのかを明確にしましょう。

「具体的な目標にしろ」ってよく言われます。
測定可能(Measurable)
目標を達成できたかどうかはプロジェクトが終わってからしかわかりません。
目標は進捗状況がわかるように設定しなければいけません。進捗状況を評価することで、集中力を保ち、期限を守り、目標の達成に近づくワクワク感を感じることができます。

確かめられるかどうかってことですね。
達成可能(Achivable)
目標は、現実的で達成可能である必要があります。
達成不可能な目標に向けた努力は徒労に終わります。かならず、達成を可能にする条件が存在する目標を立てましょう。
また、この項目について検討することは達成に必要なリソースに目を向ける機会になります。

これは問題解決の手法でも一緒よ。解決不可能な問題に取りくもうとすると行動できなくなってしまうわ。
関連性をもつ(Relevant)
目標はあなたや組織の長期目標に合致しているものを設定しましょう。目標があなたにとって価値をもつことで、達成に向けたモチベーションがあがり、取りくみをあきらめる可能性が下がります。

わたしは幸せな人生にしたい! そのために働いてます。
時間制限付き(Timely)
すべての目標には期限が必要です。これにより、集中して取りくむことができ、進捗状況に応じて計画を変更することもできます。
SMART目標の「T」は、毎日のタスクが長期的な目標よりも優先されるのを防ぎます。

締め切りがあるからがんばれるんですね〜。

目標設定における「OKR」とは?

OKR(Objectives and Key Results / 目標と主要な結果)とは、目標を設定し、結果を検証するためのフレームワークです。
OKRでは、目標を定義することから始めます。次に、目標を達成しているかどうかを定量的に評価できる結果を設定します。これらの定量化できる結果は「主要な結果(Key Results)」と呼ばれ、目標の達成率を測定するために使用されます。

測定可能かどうかはSMARTでも大事でしたね。
OKRの歴史
OKRは元インテルCEOのアンディ・グローブによって1970年代に提唱され、ベンチャー投資家であるジョン・ドーアによって世界中に普及しました。OKRはまず初期のGoogleに導入され、LinkedIn、Twitter、Dropbox、Spotify、AirBnB、Uber などの名だたる企業に広まりました。

こっちも歴史のある手法なんですね〜。
OKR と KPI の違い
OKRと混同されやすい概念に、KPI(Key Performance Indicators / 重要業績評価指標)があります。
KPIはその名のとおり指標であり、企業が成長するための「尺度」を表します。

KPIはうちの会社でも連呼されてます。
OKRは目標設定のフレームワークです。そこには進むべき方向性や価値観が含まれます。
博物館が需要を高めたいと思っているとき、それは「目標」です。目標を達成できたかどうかの判断基準がKRです。
KR(主要な結果)とは、目標達成の「条件となる結果」をさします。
博物館の例では、OKRは、組織が達成したいこと(目標)と、それを達成するための方法の両方を提示しています。一方、KPIは数値化できる指標であり、今回は入場者数と寄付の金額です。KPIは目標と手法を示していません。
OKRとKPIは似ていますが、OKRは「魂のこもったKPI」と言えるかもしれません。

OKRのほうは、「やり方」にまで踏みこんだ話なんですね。
OKRで目標を設定する
まず最上位の目標を設定します。これは「目的」とも呼ぶべきもので、まさに最終ゴールです。
最終目標は量ではなく質を問題とします。つまり、最上位の目標では「なにを・どれくらい・どうする」のうち、「なにを」「どうする」の部分が特に大切です。
具体的な数値を用いることもありますが、どんな抽象的な言葉を選ぶかのほうが重要になります。

OKRの最終目標は、野心的で大胆なものが選ばれる傾向にあるわ。
OKRで主要な結果を設定する
KR(Key Results / 主要な結果)は目標を達成するための「条件となる結果」です。
これらは単なる「やり方」ではなく、尺度のある数値で表します。

具体的ですね!
KRの設定で注意すべきこと
KR に「維持する」「努力する」「継続する」「参加する」などの言葉で締めくくられている場合、これらは主要な結果ではなく単なる活動です。KRは検証可能な結果である必要があります。
KRに「維持する」や「継続する」を含めたい場合、それが完了したか検証できる数値も一緒に含めます。

「がんばります」だけじゃだめか〜。
OKRはツリー状の階層になる

ある目標に対する主要な結果には、その結果を出すために必要なより小さい結果が必要になります。
それぞれのKRは同時に小さな目標であり、OKRは細分化すればツリー状に広がっていきます。

全部つながってる感じがかっこいいです!
SMART目標とOKRの違い
SMART目標は「よい目標の条件」
SMART目標について考えるとき、あなたは「よい目標とはなにか?」という問いに答えていくことになります。目標をSMARTの各項目に合致させていくことで完成するのは、「優れた目標」です。

目標の立て方、ってことですね。
OKRは「達成を検証できる目標と、その方法」
OKRについて考えるときは、あなたは「その目標はどうやって達成されるのか?」という問いに答えていきます。目標とKR(主要な結果)には密接なつながりがあります。KRについて考えることは、チームがどういう方向に進めばいいのかを考えることにもつながります。

目標プラス、達成のために必要なことってことですね。
SMARTは短期目標、OKRは長期目標に向く
SMART目標は具体的である必要があります。したがって短期目標や部門別の比較的小さな単位の目標を設定するときに効果的です。
OKRの最上位の目標は、多くの場合ある程度抽象的です。これは組織の長期目標や、個人が人生をどう生きるかといった比較的大きな目標を設定するときに効果的です。
ただし、SMARTを満たし、かつOKRによって主要な結果を設定した目標を立てることもできます。つまり、SMART目標とOKRは両立できます。

どっちも仕事に役立ちそうだと思いました!
目標設定ができるようになるとなにが変わるのか

目標設定ができるようになることは、仕事だけでなく私生活にも良い影響を与えます。
目標があれば進むべき方向が明確になります。視界がクリアになることは行動するモチベーションにもつながります。
目標について考えると、目標達成のためなら努力しようという気持ちがわいてきます。それは忍耐力につながり、多少のことではへこたれないレジリエンスにもつながります。
目標があなた自身が立てたものであれば、「自分が決めたことだ」という意識が生まれます。自己決定権は責任感を生みだします。他責思考ではなく、自責思考で結果にコミットすることができるようになります。

目標設定って仕事の効率化だけじゃないメリットがあるんですね!
