【STEM・STEAM教育】子どもにおすすめのおもちゃ・サービス3選

子育て
2年目ちゃん
2年目ちゃん

STEM教育におすすめのおもちゃってありますか?

ママ先輩
ママ先輩

いろんなものがあるけど、単発ならレゴ、継続ならサブスクをおすすめするわ。

こんにちは、Yunです!

STEM教育について調べるなかで「STEM教育のサブスクってあるの?」「STEM教育におすすめのおもちゃは?と疑問に感じていませんか?

そんな疑問をお持ちの方に、こちらの記事ではSTEM教育とSTEAM教育におすすめのおもちゃ・サービスを紹介しています!

この記事はこんな人におすすめ!
  • STEM教育におすすめのおもちゃについて知りたい人
  • STEM教育のサブスクリプションのメリット・デメリットについて知りたい人
記事の内容まとめ
ママ先輩
ママ先輩
  • レゴエデュケーションは多数の教育機関で導入実績のある教材で、個人での購入もできるわ。
  • STEM教育を長期的におこないたければ、自宅にキットが届くサブスクリプションがおすすめよ。

この記事を読めばすぐれたSTEM教育教材がどんなサービスかがわかります!

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STEM教育・STEAM教育とはなにか

STEM教育のSTEM(ステム)とは以下の4つの単語の頭文字をとった言葉です。

  • Sience(科学)
  • Technology(技術)
  • Engineering(工学)
  • Mathematics(数学)

また、「stem」という英単語には植物の茎・幹という意味があるので、これら4つの学問が現代を生き抜くのに必要な力の根幹であるという意味も込められています。

STEAM教育(スティーム教育)とは、STEM教育に「A」を足したものです。一般的にこのAは「Arts(芸術)」または「Liberal Arts(教養)」の意味で用いられますが、近年はリベラルアーツの意味で用いることが多くなっています。どちらにしても、STEAM教育というときには理数に限らない範囲をあつかう、という意味がこもります。

ただし、STEM教育・STEAM教育は混同して用いられることも多くあります。日本・海外ともに商品や製品には「STEM」の語を冠しやすい傾向にあるため、この記事でも基本は「STEM教育教材」という言葉をつかいますが、STEAM教育教材と厳密に区別してはいません。

STEM教育・STEAM教育についてはこちらの記事でくわしく解説しています。

レゴエデュケーションは教育機関も利用するSTEM教育教材

レゴエデュケーションとはなにか

レゴ®️エデュケーションとは、デンマークに本社を置くレゴ社の教育部門であり、同名の教育用レゴブランドでもあります。1980年に発足以来、40年以上にわたって学校やプログラミングスクールなどの教育機関で教材として活用されていますが、個人での購入も可能です。

レゴはさまざまな学習セットを販売していますが、多くのものはコーディングありまたはノーコードのプログラミングによって操作するものです。

今回紹介するのはアプリなどによるプログラミングが必要ない、ブロックだけでSTEM教育にふれられる教育系キットです。

レゴエデュケーションBricQモーションベーシックセット

BricQモーションベーシックは6歳以上対象のレゴエデュケーションです。6歳以上とありますが、親のサポートもあれば幼稚園からでも楽しめることができます。

パッケージのなかには523のピースが入っており、10種類のアクティビティを作成することができます。どれも「ものの動き」のしくみを楽しく学べるように工夫されていて、子どもは自分が組み立てたレゴが「なぜこう動くんだろう」と気になることまちがいなしです。

内容を一部紹介すると、いちばん単純なものは、歯車を4つ組み合わせてその動き方を知るセットです。

かわいいレゴの人形が、子どもが予想しない方向にまわるので、歯車のしくみをわかりやすく学ぶことができます。

歯車を組み合わせることで回転のしくみを学べる

下の画像は、レゴ人形がバランスをとりながら綱渡りをするセットです。

左右のブロックの高さを変えるとバランスが変わってしまうことに遊びのなかで気づけます。

2×6サイズのブロックをつかってバランス(重心)のしくみを学べる

つぎは、ぱっと見ではわかりづらいですが、バスケットゴールです。黒ブロックが重りとなっていて、グレーのかごからボールをシュートします。これはギアを使ってかごの距離を調節できるので、距離と力の関係を学ぶことができます。

レゴエデュケーションBricQモーションベーシック個人学習キット

BricQモーションベーシックのうち、単体で個人用として販売されているのはバスケットゴールにボールをシュートするシステムのみです。

レゴブロックでいろんなことを学ばせたいと感じている人は、まずこちらの単体キットを試してみてはいかがでしょうか。

レゴエデュケーションBricQモーションプライムセット

BricQモーションプライムも「ものの動き」について学べるレゴエデュケーションですが、こちらは対象年齢10歳以上となっていて、小学校中学年〜中学生向けになっています。

モーションプライムはセットであれば8つのキットが入っています。モーションベーシックにはなかった空気圧シリンダーや分度器がついてきて、学べる実験的な内容も少し高度になります。

たとえば、下のスキー場のセットでは、坂の傾斜角度によってレゴ人形の進む距離が変わることを確かめることができます。

レゴエデュケーションBricQモーションプライム個人学習キット

モーションプライムの単体キットでは、体操選手の運動によって動く車のキットのみが含まれています。棒をつかんだ黄色い選手(鳥?)をうしろにもち上げて手をはなすと、足の重りによって選手が振り子状に動き、それによって車が前進します。

子どもは選手の揺れ幅が車の動きとどう関係しているかを確かめることができます。

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レゴエデュケーションのメリット

レゴエデュケーションのメリットは以下の通りです。

  • 子どもが大好きなレゴで学ぶことができる
  • 字の読み書きは必要なく、感覚的にSTEM教育にふれることができる

レゴエデュケーションのデメリット

  • 個別学習キットに含まれる学習キットは1つだけなので、学べる範囲は限られている
  • セットには豊富なキットが含まれるが、価格が数万円する

継続学習にはサブスクがおすすめ

STEM教育を継続しておこなうなら、多様な教材にふれることが望ましいといえます。しかし、個別の学習教材を買い揃えようと思うと費用も選ぶ時間もかかってしまいます。

教材の種類を増やすなら、ひとつひとつを個別に購入するよりもサブスクリプションがおすすめです。サブスクリプションであれば、毎回どの教材が適切かを選ぶのに悩む必要がなくなり、専門家が用意したキットに沿って学習を進めるだけで力を伸ばすことができます。

Groovy Lab in a Box

グルービーラボインアボックス(以下、グルービーラボ)はアメリカで大人気のSTEM教育サブスクリプションです。

ちなみに日本語版公式サイトでは「STEAM教育教材」「STEAM教育を親子で楽しむ」と書かれていますが、アメリカではSTEAMよりもSTEMのほうが一般的なので「STEM Subscription」として販売されていますし、コース名も「ステミスト(STEMist)」です。

ただし、グルービーラボに関していえば実験をとおして音楽や美術の完成を磨くようなプログラムも含まれているため、STEAMのほうがぴったりくるかもしれません。

幼児向けと小学生向けのコースがある

グルービーラボは4~7歳むけの「ジュニアステミスト」コースと8~12歳向けの「ステミスト」コースに分かれます。

どちらも全12回のコースになっていて、毎月届くサブスクではあるものの、1年間分の買い切り商品と考えることもできます。

Groovy Lab in a Box の特徴

グルービーラボは、上の画像のマイク博士が動画で毎回ナビゲートしてくれます。Youtube世代である子どもたちは、大人よりも動画で学ぶことが得意です。

ワクワクするような実験のなかみをみて、「自分の手で再現したい」という気もちを高めることができます。

グルービーラボでできる実験は物理学だけではありません。化学や生物、芸術も実験をとおして発見を得ることができます。

グルービーラボでは、たとえば以下のようなテーマの学習キットが送られてきます。

ジュニアステミストコースの例
  • でんきエンジニアになろう
  • スーパーロケットを飛ばそう
  • どんな芽がでてくるかな
  • もっと遠くに飛ばすには?
  • 火星ロボットをつくろう
ステミストコースの例
  • 電気を学ぼう
  • 音って不思議
  • クリスタルって最高!
  • ミエナイチカラ!
  • 氷はアートだ

タイトルだけでは中身が想像しづらいものもありますが、どれも子どもの興味をひきつけられそうなものになっていると感じられます。

具体的な中身としては、毎回数種類の実験キットとテキストブックが入っています。テキストブックは実験の流れをわかりやすくイラストで説明してくれるものであると同時に、実験で気づいたことや失敗したことなどを整理するワークシートにもなっています。

実は家庭でSTEM教育をおこなう際にもっとも重要なのがこの振り返り作業です。

STEM教育に関するおもちゃ教材は多数販売されていますが、それで遊んだあとに気づいたことや失敗の原因分析を落ちついて時間をかけることは、ほとんどおこなわれていないのではないでしょうか。

学校教育でおこなわれる理科の実験では、やりっぱなしで振り返りのない実験はありえません。かならず、どんな変化があったか、どんな気づきを得たか、仮説は立証されたかなどを整理します。

保護者がそれだけの時間をかけるのが難しいときにグルービーラボの付属テキストブックが役にたちます。また、このテキストブックのおかげで子どもは長い時間グルービーラボを楽しむこともできます。

Groovy Lab in a Box の費用

ステミスト料金ジュニアステミスト料金
毎月払い3,980円/月3,980円(税込)/月
6か月一括3,780円/月3,780円/月
12か月一括3,480円/月3,480円/月

Groovy Lab in a Box のメリット

グルービーラボのメリットは以下のとおりです。

  • 同業他社製品と比較したときのコストパフォーマンスの高さ
  • アメリカ発の大手STEM教育サブスクリプションサービスであることの信頼性
  • 全12回なので、いつまでも続けるわけではなく期間を決めて学習することができる
  • テキストブックによって学びの振り返りがうながされる

Groovy Lab in a Box のデメリット

デメリットといえる部分は以下のとおりです。

  • 月額3,480~3,980円は決して安い買い物ではない
  • 子どもがひとりでやれない部分は親のサポートが必要

ただし、デメリットについては回避方法や捉え方しだいの部分もあります。

費用については、申し込み後1か月から解約が可能です(毎月払いのみ)。つまり1回だけ試してみて、合わないと思ったら解約すれば購入費用は1か月分で済みます。初回のキットから複数種類のSTEM教材がついているので、その1回分だけでくり返し楽しむこともできます。

子どもがひとりでできない部分の親のサポートは、避けることが難しいものです。ただし、これは教育教材を実のあるものにしようと思うと必ずおこることともいえます。親が子どもと一緒に悩んで、達成感を共有することで、子どもは学習へのモチベーションを高めます。

ワンダーボックス

ワンダーボックスはワンダーファイ株式会社が提供する4~10歳対象のSTEAM教育サブスクリプションサービスです。

ワンダーボックスにはデジタルのアプリ教材とキット教材があり、非デジタルのキット教材があります。

アプリ教材

アプリ教材は専用アプリを手もちのスマートフォンやタブレットにダウンロードすれば使用できます。

バーチャルでの物理実験や、コーディングのないプログラミング学習などができ、ゲーム感覚でSTEM教育を家でも外でも体験できます。

やりすぎによる視力への影響が心配な方は、アプリの「おやすみ機能」を利用すれば時間制限を設けてアプリをストップすることができます。

また、子どもがデジタル依存症になることを防止するために、アプリ教材の視覚的な刺激は最小限におさえられています。

キット教材

キット教材は自宅に送られてくる教材です。こちらはトイ教材とワークブックが含まれています。

トイ教材は紙製品に限らず、立体キューブでパズル力を伸ばしたり、電池とモーターを使用して電気と動力の関係を幼児のうちから体験したりすることができます。

ワークブックはノート形式で、鉛筆で線を結んだら絵になるパズルや、シールを貼って問題をとくシールブックなど、こちらも毎月種類が変わります。

ワンダーボックスのワークブックのイメージはベネッセの「こどもちゃれんじ」に近いかもしれません。ただし、小学生以上の「進研ゼミ」が数字を計算するような学校の授業に近い内容が含まれるのに対して、ワンダーボックスはもっと根本的な思考力を伸ばすことに重点をおいています。

特にパズルや実験の楽しさを伝えるタイプの教材が豊富なので、「学校の授業とはひとあじちがう、ワクワクするSTEM教育をほどこしたい」と考えている保護者にはピッタリなサービスになったいます。

料金
毎月払い4,200円/月
6か月一括4,000円/月
12か月一括3,700円/月

ワンダーボックスのメリット

ワンダーボックスのメリットは以下のとおりです。

  • アプリ教材があるので、出先や宿泊先でも気軽に学習できる
  • キット教材もトイ教材とワークブックがあるので、さまざまな形式で学習をおこなうことができる

ワンダーボックスのデメリット

ワンダーボックスのデメリットは以下のとおりです。

  • 月額3,700~4,200円は決して安い買い物ではない
  • 子どもがひとりでやれない部分は親のサポートが必要

デメリットについては、グルービーラボと同じことがいえます。

費用面については、子どもの力を伸ばすための投資と考えたときに、家計負担が大きすぎなければまずは1か月試してみるのがおすすめです。

親のサポートはワンダーボックスでも必要になりますが、その時間を親子で一緒に楽しめれば、子どもの学ぶ意欲をより高めることができます。

\ 子どもの「自ら考える力」を育み、非認知能力を高める!/
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