デフォルトゲートウェイとルーターの違い! 「0.0.0.0/0」の意味は?

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新卒ちゃん
新卒ちゃん

デフォルトゲートウェイってなんですか?

バリキャリ先輩
バリキャリ先輩

外部のネットワークと接続するためのしくみよ。

これがないと、内部ネットワークでしか通信できないの。

新卒ちゃん
新卒ちゃん

なんか陽気な名前ですよね〜。

バリキャリ先輩
バリキャリ先輩

別にウェイウェイしているわけではないわ。

こんにちは、Yunです!

ITについて勉強するなかで「デフォルトゲートウェイってなに?」「デフォルトゲートウェイとルーターの違いってなに?」と疑問に感じていませんか?

そんな疑問をお持ちの方に、こちらの記事ではデフォルトゲートウェイの特徴や役割、デフォルトルートについても解説します!

この記事はこんな人におすすめ!
  • デフォルトゲートウェイとはなにか知りたい人
  • デフォルトゲートウェイとルーターの違いが知りたい人
  • デフォルトゲートウェイとデフォルトルートの違いが知りたい人
記事の内容まとめ
バリキャリ先輩
バリキャリ先輩
  • ゲートウェイとは外部ネットワークへの「出入り口」にあたる役割をさすわ。
  • ルーターをさしてゲートウェイやデフォルトゲートウェイと呼ぶことも多いけれど、本来は役割であって機器そのものをさす言葉ではないの。
  • 「0.0.0.0/0」はデフォルトルートを設定するときに入力するものよ。

この記事を読めばデフォルトゲートウェイにかかわる基礎がわかります!

新卒ちゃん
新卒ちゃん

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デフォルトゲートウェイとはなにか

まとめ
  • デフォルトゲートウェイがさすものは文脈によって微妙に変化する
  • 「デフォルトゲートウェイ」そのものはルーティングテーブルに記載のない(つまり、宛先がわからない)パケットを送る役割をさす
  • 「デフォルトゲートウェイの役割をするもの」という意味ではルーターなどの機器をさす
  • 「デフォルトゲートウェイを設定する」というときには特定のIPアドレスを入力することをさす

ゲートウェイとはなにか

ゲートウェイとは外部のネットワークに入るための「出入り口」を意味しています。

私たちが接続しているインターネットは小さなネットワーク(LAN)の集合体です。また、インターネットに接続していないLANもたくさん存在します。

ネットワークを飛び越えてデータを通信するのに必要なのがゲートウェイです。これは本来かたちある機器でなくてもかまいませんが、家庭用であればほぼ間違いなくルーターがゲートウェイの役割をになっています。

「デフォルト」ゲートウェイとはどういう意味か

デフォルトゲートウェイのデフォルトとは、特別な指定をしない限り、原則このゲートウェイが使用されることを意味します。具体的には、ルーティングテーブルというルーターがもっている「宛先リスト」に載っていない宛先のデータは、すべてデフォルトゲートウェイに送られます。

ゲートウェイとデフォルトゲートウェイの違い

ゲートウェイ

ゲートウェイは別のネットワークとの中継を可能にするしくみのことです。具体的には多くの場合「ルーター」そのものをさして使われます。

デフォルトゲートウェイ

デフォルトゲートウェイは特別な指定がない場合に使用されるゲートウェイのことで、ほとんどの場合ゲートウェイと同じくルーターをさします。

ネットワークを利用する際に「デフォルトゲートウェイを設定(入力)する」というとき、デフォルトゲートウェイは宛先不明のパケットを送るための特定の宛先です。IPパケット通信における宛先はなんらかのIPアドレスです。そのため、デフォルトゲートウェイも特定のIPアドレスであり、「192.168.1.1.」のような数値で表されます。

デフォルトゲートウェイとルーターの違い

ルーターとは機器であり、データの送り先を選択して送信するためのものです。ルーターはデフォルトゲートウェイの役割をになうことができますが、本質的には「ルーター=デフォルトゲートウェイ」ではありません。

つまり「ルーターとデフォルトゲートウェイは同じですか?」という質問に対する答えは、ある意味ではそうであり、ある意味では違うという回答になります。

バリキャリ先輩
バリキャリ先輩

たとえば、あるAさんがデパートの受付係をしているとき、「受付」はAさんの業務よ。「Aさんは受付を担当している」というのが正確で、「Aさんという人間=受付」とは言い切れないわ。

でも受付係の人をさして「受付」ともいうから、まったく別物とも言い切れないのね。

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デフォルトゲートウェイの役割

  • デフォルトゲートウェイは、送信先に関するルーティング情報がない場合、つまりホスト (またはルーター) が送信先の場所を認識していない場合に、送信元から他のネットワークにパケットを転送します。
  • ここでの「デフォルト」とは、ホストが宛先を知らない場合に取られるデフォルトで使用されることを意味します。
  • Web ページへのアクセスに最もよく使用されます。

デフォルトゲートウェイが活躍する場面

デフォルトゲートウェイは、外部のネットワークと通信をおこなうときに必要になります。

たとえばインターネットで外部のWebページにアクセスするとき、パケット通信は自分が所属するネットワークを超えた通信を必要とします。このようなときには、ゲートウェイがなくては通信することができません。意外に感じるかもしれませんが、異なるネットワークへのアクセスというのはかんたんではないのです。

ゲートウェイは外部ネットワークとの通信に必要なものであり、内部ネットワークのみで通信する場合には設定の必要はありません。

デフォルトルートとはなにか

デフォルトルートとは、宛先がルーティングテーブルに登録されていない場合の経路です。

デフォルトルートは「0.0.0.0/0」または「default」と記述します。「0.0.0.0/0」はIPアドレスではなく、あらゆるネットワークへの経路を示す特別な値です。

デフォルトルートを設定する必要性

ルーターはふつう宛先情報をもたない(ルーティングテーブルに記載がない)パケットを破棄していしまいます。これをパケットロスまたはパケットドロップと言います。

ルーターにパケットを破棄させず、ひとまずどこかに届けたい場合、デフォルトルートを設定します。

たとえば送りたいパケットの宛先IPアドレスが自ネットワークで使われているものでなければ、とりあえずすべてインターネット (ふつう ISPのルーター) に転送してしまおうというものです。そうすればISPのルーターに送ったあとのことはISPに任せてしまうことができます。

デフォルトルートの「0.0.0.0/0」は、すべてのネットワークを表した値です。デフォルトルートを用いない場合、個別にあらゆるルートをルーティングテーブルに記載することになりますが、それは現実的に不可能かとても非効率的です。

デフォルトゲートウェイとデフォルトルートの違い

デフォルトゲートウェイ

デフォルトゲートウェイは、サブネットから別のサブネット、WANなどとのパケットの出入り口です。ふつう、ルーターまたはルーターの機能をさします。デフォルトゲートウェイを設定する際に入力するのはネットワークに接続されたルーターのIPアドレスです。

デフォルトルート

デフォルトルートはパケットがルーティングテーブルのどの宛先にも一致しない場合に通る経路です。デフォルトルートを設定している場合、パケットはデフォルトルートを通り、指定された次の行き先(ネクストホップ)にパケットが配信されます。デフォルトルートを設定する際に入力するのは「0.0.0.0/0」または「dafault」であり、IPアドレスではありません。

デフォルトゲートウェイについて理解すると変わること

  • データ通信で、外部ネットワークと通信するときのしくみがわかる。
  • デフォルトゲートウェイがないと外部との通信ができないことがわかる。

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