テレワークの「テレ」ってどういう意味ですか?
「tele」は英語の接頭辞で、「遠くの・遠くで」を意味するわ。
「telephon(テレフォン/電話)」は遠くから話すための機械よね。
じゃあ「テッテレー!!」は?
それはドッキリが成功したときの効果音ね。
こんにちは、Yunです!
就職・転職について調べるなかで「テレワークとリモートワークってどう違うの?」「在宅勤務と在宅ワークの違いってなに?」と疑問に感じていませんか?
そんな疑問をお持ちの方に、こちらの記事ではテレワーク、リモートワーク、在宅勤務、在宅ワークの特徴や定義について解説します!
この記事を読めばどの用語があなたの希望に当てはまるものかがわかります!
テレワーク、リモートワーク、在宅勤務、在宅ワークの違い
近年、社会では「テレワーク」「リモートワーク」「在宅勤務」「在宅ワーク」などの言葉が取りざたされ、これらが可能な業種・職種が注目を浴びています。
転職の条件に「テレワーク」「リモートワーク」「在宅勤務」「在宅ワーク」などをくわえるとき、どの言葉を選べばよいのでしょうか。これらの用語に違いはあるのでしょうか。
結論としては、テレワークとリモートワークはほぼ同じですが、この2つと在宅勤務・在宅ワークは異なります。
テレワークとリモートワークの違い
テレワークやリモートワークは、ICT機器を用いてオフィス外で勤務することをさします。勤務形態には以下のものがあります。
勤務形態 | 内容 |
---|---|
在宅勤務 | 自宅で働くこと。 |
モバイルワーク | 電車や新幹線、飛行機の中で働くことや、移動の合間に喫茶店などで働くこと。 |
サテライト/コワーキング | 企業のサテライトオフィスや一般的なコワーキングスペースで行うこと。 |
ワーケーション | リゾートなどバケーションも楽しめる地域・宿泊場所などで働くこと。「働く(Work)」+「休暇(Vacation)」の造語。 |
国の用語としては「テレワーク」で統一されていますが、世間的には「リモートワーク」の語も普及しています。
テレワークやリモートワークは概念自体が新しいものであり、勤務形態についても今後さらに拡充されていく可能性があります。
テレワークやリモートワークは、いろんな場所で働くことをさすんですね。
(参考URL:厚生労働省「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」)
在宅勤務と在宅ワークの違い
「在宅勤務」とは、通常その言葉どおり自宅で勤務することをさします。ここでの「勤務する」という言葉は単純に働くという意味で用いられることもありますが、厳密には働くこと全般をさす言葉ではありません。
具体的には「在宅勤務」は労働基準法第9条に該当する者、つまり企業に就業している人が自宅で働くことをさします。
自営業者やフリーランスは労働基準法第9条に該当せず、これらの人が自宅で働く場合には「在宅ワーク」「自営型テレワーク」という言葉を用います。
ただし、一般的には在宅勤務と在宅ワークを区別せず用いている場合もあります。
労働基準法第9条についてはこのあと解説しています!
在宅ワークと自営型テレワークの違い
在宅ワークと自営型テレワークはどちらも自営業者やフリーランスで働く人を対象にした言葉ですが、この2つも厳密には違いがあります。
これは「在宅」と「テレワーク」の語の違いによるもので、在宅ワークと言えば自宅で働くことをさします。それに対して自営型テレワークは自宅で働くことにくわえ、コワーキングスペースやカフェなどで働くことも含めた言葉になっています。
ただしこちらも区別されずに用いられている場合が多々あります。
細かい違いを気にしない場合もあるんですね。
労働基準法第9条とは?
労働基準法は第9条で「労働者」の語を定義しています。
第九条 この法律で「労働者」とは、職業の種類を問わず、事業又は事務所(以下「事業」という。)に使用される者で、賃金を支払われる者をいう。
出典:e-Gov 法令検索「労働基準法」
法律により時間外労働の制限や労災保険、有給制度が義務的に与えられるのは労働基準法で「労働者」と定義された人たちであり、労働者でなければこれらは与えられません。
それでは「労働者」とはどのような人たちなのでしょうか。
結論を言えば、雇われて働いている人は原則「労働者」です。
「在宅勤務」は労働者が自宅で勤務することをさす用語だったわね。
労働基準法第9条による「労働者」とは?
「労働者」とは以下の人をさします。
つまり原則企業に雇われて働いていれば「労働者」になります。
正社員であれ契約社員であれアルバイトであれ、事業所の外で働くなら「テレワーク(リモートワーク)」、自宅で働くなら「在宅勤務」をすることになります。
あなたが法律上の「労働者」に該当しない自営業者やフリーランサーであれば、自宅で働く場合は「在宅ワーク」、場所にとらわれずに働くなら「自営型テレワーク」について調べることをおすすめします。
労働基準法の第9条に該当するかどうかで、関係する用語が変わってくるんですね!
テレワーク、リモートワーク、在宅勤務、在宅ワークの使用頻度
流行の推移による比較
テレワーク、リモートワーク、在宅勤務、在宅ワークのうち、どの用語を用いることが現在の主流なのでしょうか。
上の図はGoogleトレンドによって2022年4月から2023年4月までを比較したグラフです。
ちなみに期間外ですが、新型コロナ流行以降2022年4月までにもっとも流行していた単語は「テレワーク」でした。2022年4月以降も「テレワーク」と「リモートワーク」であれば「テレワーク」が主に使われています。
2023年1月以降、一番勢いを増してきているのは「在宅ワーク」です。
今の注目株は「在宅ワーク」なんですね!
検索件数による比較
検索ワード | Google検索のヒット数 |
---|---|
テレワーク | 約 49,200,000 件 |
リモートワーク | 約 43,700,000 件 |
在宅勤務 | 約 26,600,000 件 |
在宅ワーク | 約 24,700,000 件 |
web上の検索ヒット数で言えば、もっとも多いのは「テレワーク」です。
「在宅ワーク」は検索総数は少ないものの、上述のとおりこの1年間の検索数の上昇率がもっとも高くなっていました。これは世間的な副業への関心の高まりから、自営業やフリーランス業を自宅でおこなう人が増えていることが関係していると考えられます。
これまで一番web記事に使われた用語は「テレワーク」なんですね。
まとめ
あなたの希望に当てはまる用語で転職求人を探してみてね!