子育てに悩む親に知ってほしい、子どもが親に求めていること

子育て
後輩②
後輩②

いつか子どもができたら、一緒にこんなことして、あんなことして〜。

ママ先輩
ママ先輩

すてきね。でも、してあげたいことだけじゃなくて、子どもがどうしてほしいと思っているかも大切なのよ。

こんにちは、yunです!

子育てをするなかで「子どもの気持ちがわからない」「叱っても思いが伝わらない」と悩んでいませんか?

この記事では子どもが親に求めていることを、子ども目線で解説しています!

この記事はこんな人におすすめ!
  • 子どもの気持ちがわからなくて悩んでいる人
  • 子育てに悩んでいて、どう振る舞えばいいかわからなくなっている人
  • 子どもを叱ってばかりで、どう関係を改善したらいいのか知りたい人
記事の内容まとめ
ママ先輩
ママ先輩
  • 子どもは無条件の愛情を求めているわ。
  • 子どもを誰かと比べると、劣等感を与えることにつながるわ。
  • 勇気を与えることは「褒める」こととはちがうわ。

この記事を読めば、子どもが親に求めていることがわかります!

\ プロが選んだ知育玩具が自宅に届く /

「ママ・パパみたいになりたい」

子どもは親を見習って育ちます。

どんな子どもも、幼いうちは一番身近な大人であるパパ・ママに似ようとします。

子どものロールモデルになる

ロールモデルとは、考え方や行動が他の人の規範となるような人、つまり「お手本となる人」のことです。

親のライフスタイルは子どもにさまざまな影響を与えます。

子どもにどのように育ってほしかろうと、気質の面に関しては「親自身がどのような人物か」が大きく影響します。

親が子どもの発達を期待している度合いが高いことは、子どもの行動が実現する可能性を高めることがわかっています。

自分を反面教師にしてほしいという思いは、子どもが幼いうちは通用しません。私たちは、子どもがなりたいと思える大人にならなければいけません。

「ぎゅって抱きしめてね」

幼い子どもは、親が抱きしめてくれたり、隣にいてくれることを望んでいます。

ハグして減るものはない

1970年代イギリスの心理学者ボウルビィによって提唱された愛着理論では、乳幼児から親への信頼は、親が自分に愛情をそそぎ、自分のそばにいてくれることで築かれることが示されています。

ボウルビィによれば、すべての年齢の人間は、困ったときに信頼できる「特別な大人」が自分の後ろから支えてくれると確信しているとき、最も幸せで最高の状態になります。

また、生後半年から5歳までの間に親から愛情を受けた子どもは、成長したあと社会の中で良好な人間関係を築きやすいことが研究によってわかっています。

子どもの能力を伸ばしてあげたいと思うなら、自分の背中を見せて子どもに追わせるスタイルよりも、子どもを日常的に抱きしめてあげるやり方のほうが効果的です。

参考URL

https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/5064/jjisp03_073.pdf

子どもとふれあうことは甘やかすことにはならない

子どもに愛情をわかりやすく示すことは、子どもの無意識レベルの価値観を養うことにつながります。

つまり、以下のことをあなたの子どもにしてあげることは「甘やかしている」と非難されるようなものではなく、推奨されるべきものです。

5歳までの子育てでやるべきこと
  • ぎゅっと抱きしめてあげる。
  • 一緒にいるときに、大げさなくらい楽しんであげる。
  • 子どもと会話をして、彼らの言葉を真剣に聞いてあげる。
  • 子どもの成功を、大げさなくらい喜んであげる。
  • 子どもの悩みに共感を示し、彼らの言葉を無視しない。

「なにがあっても見捨てないでね」

子どもが求めているのは、無条件の愛情です。なにかができるから喜ばれることよりも、「この世界に存在していることそのもの」に喜んでもらいたいと感じています。

子どもは愛情を求めてさまよっています。愛情あふれる温かい場所にいたいと感じています。

子どもにとって、つらくなったらいつでも戻ってこられる、安心できる居場所になりましょう。

親は子どもの安心感の基盤

子どもの安心感は親がそばにいてくれることで育まれます。子どもの発言や行動に対して温かい反応を示してください。

愛情が子どもを精神的に強くする

愛情を受けつづけた子どもは、傷ついたときの回復力(レジリエンス)が高くなります。レジリエンスが高いと、多少の失敗を恐れず積極的な行動ができるようになります。

反対に親からの愛情に不満を感じた子どもはレジリエンスが育たず、小さな失敗にも恐怖し、社会と関係を結ぶことを恐れるようになります。

「話しかけてほしい。でも一方的に言われるのはいや」

子どもは親が自分に注目してくれることをなによりも喜びます。

子どもと会話をして、彼ら彼女らの話に耳を傾けましょう。

コミュニケーションとは双方向の意思疎通

一方的に親がメッセージを伝えることを会話とは呼びません。「◯◯しなさい」「○○してはいけない」とだけ伝えることも、会話ではありません。

会話は双方が耳を傾けあい、思いを伝えあうことで成立します。

そして子どもは、自分の思いを伝えたがっています。まずは耳を傾けましょう。なにかをしなさいと言うよりも前に、「そうなんだ」「○○したいんだね」とあいづちの言葉を口にしてください。

「ジャッジしないで」

「良い」か「悪い」か、「えらい」か「えらくない」かではない軸で、子どもを見てあげる時間が必要です。

大人同様、聞いてほしいだけの話がある

大人にも、話を聞いてほしいだけのときがあります。説教や批判ではなく、共感を求めて会話することは誰にだってあります。これは、幼い子どもも同じことです。

いつも説教されることを望む子どもはいない

どれだけ真っ当な理屈であったとしても、説教が子どもとのコミュニケーションの大部分になるようなことは避けてください。1日のなかで子どもをジャッジする時間よりも、共感を示してあげる時間のほうを長くとってください。

\ 世界の絵本で豊かな心を育もう! /

「ほかの子と比べないで」

ほとんどの親は子どもの成功を願います。この自然な欲求の結果、多くの親が子どもを他人と比較します。

比べれば、必ず劣等感を生む

子どもは親からの無条件の愛を求めています。

無条件の愛情とは「この世界に存在していることそのものへの感謝」です。なにかができるから示される愛情は、条件付きの愛情です。

子どもを誰かと比べるときには、「存在しているだけでいい」という愛情は子どもに示されていません。そのときに子どもを見る目は「優れている」か「劣っているか」が価値観の軸となっています。

そして、上を見たらきりがない世の中である以上、子どもを比べることはいずれ必ず劣等感を与えます。

子どもの存在を丸ごと受け入れる

ハーバード大学で行われた研究であるハーバード・グラント・スタディは、70年間の追跡調査によって、子ども時代に受け入れられていると感じられる親子関係を持った経験が人生で成功するための鍵であることを発見しました。

したがって、子ども誰かと比較し、受け入れられていないと子どもに感じさせる傾向は、効果的な子育てとは言えません。

「おそとで遊びたい」

子どもは自由な遊びが好きです。特に外にでて、なんの枠組みもない遊びができることは大きな喜びです。

遊びは子どもの成長に欠かせない

通常、子どもは外で遊ぶことで自立心を養っていきます。

また、遊びは子どもたちをさまざまな感覚体験にさらします。

視覚、聴覚、触覚などの感覚器官が刺激されることで神経細胞どうしの結びつきが強化され、子どもの感覚処理能力を高めます。

外で遊ぶことの知育効果については、こちらの記事でくわしく解説しています!

体を使う遊びの知育効果については、こちらの記事でくわしく解説しています!

屋内ではできない遊びが外の世界にある

幼児期に外遊びを好んでいた子どもは、外遊び好き以外の子どもに比べて、友達や先生など他者に対して積極的に関わり、学校生活において活発に活動するようになります。

「おいしいものを食べたい」

子どもは親が与えたものしか食べられない

子どもたちは自分で食べ物を買ったり作ったりすることができません。彼らは必要なものを親に頼るしかありません。

自分と子どもの味覚は同じではない

あなたの子供はあなたとまったく同じ味覚を持っていないかもしれません。

彼らが特定の食べ物を拒否したときに「食べないならもう作らないよ」と伝えることは、子供を空腹感によって服従させ、あなたとまったく同じ味覚を持たせようとすることです。

子どもがおいしいと感じて栄養のある食事を与える

代わりに、あなたの子供が好きな健康的な食べ物を探してください。

栄養価の高い食品にはさまざまな種類があります。あなたの子供が好きなものを見つけるには、試行錯誤や工夫が必要かもしれませんが、不可能なことではありません。

「信じてほしい」

子どもは親からの無条件の愛情を求めています。そこには、親から信頼を向けられることも含まれています。

子どもは間違いをおかす

子どもも大人も、間違えない人はいません。子どもの間違いを正したいとき、親は言葉で示すのではなく忍耐力で示す必要があります。

子どもに判断の機会を与える

子どもに正しい判断力を与えたいなら、子どもに決定を下す練習をさせなければいけません。

事細かに指示するのではなく、子どもに機会を用意しましょう。

たとえば元気よくあいさつをする機会やけんかをしたあとに謝る機会を用意し、その場面でどうするべきかを子ども自身に決定させましょう。

なにをすべきかではなく、それでいいのかを考えさせる

子どもに必要なのは、指示ではなく批判的思考です。

これはある程度言葉が理解できる3歳児以上に適用されることですが、その振る舞いで本当によかったのかどうかを子どもに考えさせることは、子どもの判断力を養うのに有効です。

失敗をくりかえして成功する

ころばずに歩き方を身につける子どもはいません。同様に、子どもはどんなことも失敗をくりかえして成功に近づいていきます。

親は子どもが間違えた際に、失敗を責めるのではなく、次に向けた思考をうながすようにしましょう。

「勇気づけてほしい」

子どもは勇気を持ちたいと思っています。今怖いと思っていることも、いつかはできるようになりたいと願っています。

自信をうばわない

子どもの自尊心を傷つけ、自信を奪うことは、子どもの成長をさまたげる行為です。

子どもを他者と比較し、優劣の価値観のなかで生活させていると、遅かれ早かれ子どもは劣等感を抱き自信を失っていきます。

勇気づけることは、褒めることと異なる

子どもに自信を与えるために必要なことは、勇気づけることです。

これは子どもを褒めることと同一ではありません。子どもを「えらい」「いい子だ」と褒めることは、上から目線の褒め言葉によって子どもを支配しようとする行為です。

褒める代わりに、「すごい」と驚きを示してあげてください。相手の偉業に驚くことは、対等な目線での尊敬を示す行為です。これから挑戦しようとする子どもに対して「あなたならできると思う」と伝えることも、対等な目線での尊敬を伝えています。

子どもは親から尊敬を向けられるとき、勇気をもちます。わざとらしさはすべてを台無しにします。素直な気持ちで、子どもの成長に対する驚きを言葉で伝えましょう。

\ プロが選んだ知育玩具が自宅に届く /
タイトルとURLをコピーしました