「Hour of Code」ってなんですか?
直訳すると「コードの時間」ね。さまざまなプログラミング教材があって、そのなかにマインクラフトのものも含まれているのよ。
一緒に「Minecraft Hour of Coke」で遊びましょう!
「コーラの時間」になってるわよ。
こんにちは、Yunです!
プログラミング教育について調べるなかで「Minecraft Hour of Codeってなに?」「ゲームでできるプログラミング教材ってあるの?」と疑問に感じていませんか?
そんな悩みをお持ちの方に、こちらの記事ではMinecraft Hour of Codeの利用方法について解説しています!
この記事を読めばMinecraft Hour of Codeで学べることがわかります!
Minecraft Hour of Codeとはなにか
Minecraft Hour of Code(マインクラフト Hour of Code)とは、アメリカの非営利団体「Code.org(コードオルグ)」が提供するコンピューターサイエンス教育推進活動「Hour of Code」のマインクラフト版です。
アメリカでは「K-12教育」といって、幼稚園の年長から高校卒業までをひとくくりにした教育が注目されています。日本でも中高一貫教育は近年注目が高まっていますが、K-12教育はそれに早期教育を足した概念といえます。
Code.orgはこのK-12教育においてはコンピューターサイエンス教育が中核であるという理念のもと、さまざまなIT教育推進活動をおこなっています。
Code.orgによる取りくみのひとつである「Hour of Code」は2013年の開始以来180か国以上で何千万人もの学生に利用されてきた活動です。
Minecraft Hour of Codeは、大人気ゲーム「マインクラフト」の世界観でプログラミングを学習できるツールです。利用は無料で、対象年齢は小学2年生以上とされています。
マインクラフト Hour of Codeの特徴
- 無料で利用できる
- ブラウザで遊べる
- 1つのモードを30分〜1時間程度で完結できる
- マインクラフトの世界観でプログラミング学習を楽しめる
マインクラフト Hour of Codeの大きな特徴は、無料で遊べることとブラウザで動くWebアプリケーションである点です。ブラウザで遊べるので、Nintendo Switchのようなゲーム機は必要ありません。
また、全体のステージ構成は短めで、子どもでも取りくみやすくなっています。
1つ1つのステージでは主人公が達成するべき目標が設定されています。ブロックや感圧板などマインクラフトの世界観ならではのギミックも利用されているので、マインクラフトファンであれば大いに楽しめます。
対象年齢は小学2年生以上だが、親がアシストすれば低年齢でもできる
実際にマインクラフト Hour of Codeにふれてみての感想ですが、1人で取りくむなら確かに小学生以上でないと難しいと思います。理由は、文字を読む必要があるからです。
スクリプトに記述する内容は、ブロックを動かして配置するだけなので文字を入力する必要はありませんが、「前にすすむ」「くりかえし」などその動作内容は字を読めないと理解しにくいと思われます。
文字が読めなくてもさほど問題ない要素
上記はたしかに文字が読めるに越したことはありませんが、チュートリアルは字が読めなくてもさほど困りませんし(映像だけでもある程度なにを伝えたいかがわかります)、クエスト内容もアイコンがあるので、どこがゴールなのかはなんとなくわかります。
親がサポートしてあげればほぼ問題ない
文字に関する問題は、親が横でサポートしてあげればほぼ解決できます。1つのモードであればすべてのステージをクリアしても30分もかからないので、親がマインクラフト Hour of Codeの面倒を見てあげることはそこまで大きな負担にはなりません。
マインクラフト Hour of Codeの利用方法
公式サイトにアクセスする
まずは公式サイトにアクセスしましょう。
表示された画面が日本語ではない場合、言語を日本語に変更することができます。トップページを下までスクロールすると言語を選択できるプルダウンリストがあります。
遊びたいモードを選択する
ゲームモードは4種類あり、「ボヤージュアクアティック(海の旅)」「主人公の旅」「アドベンチャー」「デザイナー」があります。
今回は左端の「ボヤージュアクアティック」を紹介します。
マインクラフト Hour of Codeで学べること
この記事ではマインクラフト Hour of Codeの「ボヤージュアクアティック」モードの画面を題材に紹介していきます。
なお、以下の画面は英語で表示されていますが、前述のとおり日本語に設定して遊ぶこともできます。
「実行(Run)」を押したらプログラムが動く
このゲームではコードは文字で入力するのではなく、画面中央にあるコードブロックを画面右側にドラッグすることでコードを完成させます。左下の「実行(Run)」ボタンをクリックすると画面左側のキャラクターがコードどおりに動き出します。
序盤のステージではごく単純なコードでステージをクリアできます。ここで学べる大切なことは、コードは上から下に実行されることと、実行ボタン(コマンド)を押すことではじめて動くことです。
ボタンを押したら動き出すマインクラフトのキャラクターを見るのは小さな感動があります。
ループ処理(for文)をつかえばコードの記述量を減らせる
ステージが進むとループ処理を利用したコードを記述する必要がでてきます。「くり返し」はプログラミングにおいて非常に重要な動作です。序盤はくり返し回数を指定する必要はなく、とにかく「くり返しとはどういうことか」に限定して学ぶことができます。
条件分岐構文(If命令)をつかえば条件に応じた行動をとれる
ループ処理と同じく重要な条件分岐についても学ぶことができます。条件の内容はプルダウンで指定することができ、「◯◯ブロックの上にきたら」などマインクラフトならではの要素もあります。
このほか、別モードでは関数についても学べるわ!
プログラムは記述したとおりにしか動かない
マインクラフト Hour of Codeを通してプログラミングを学ぶことで、プログラムは記述したとおりにしか動かないという、当然だけれども核心的なことがらを実感することができます。
思うとおりにキャラクターを動かすためには自分の書いたコードを見つめ直すしかなく、実際のマインクラフト(switch版やPC版)がスムーズに動作することに尊敬と感動を覚えることになります。
同じ動作をしても、よりシンプルな記述のしかたがある
マインクラフト Hour of Codeではステージクリアの際に最適な記述量を教えてくれます。あなたが冗長なコードを書いていた場合、もっとシンプルな記述があることがわかります。
プログラミング教育で論理的思考が身につく
実際のプログラミング言語はたくさんの種類がありますが、どの言語も文法に厳格であるため、正しく使うためには論理力が必要です。
ただし子どもがふれるプログラミング教材では、膨大な単語の知識や長い文の記述は必要ありません。いくつかの簡単な単語を、正しい順番で用いることが大切になります。
コーディングの練習をくりかえすことで、ものの構造やしくみについて考える習慣が身につき、論理的な文章を読めるようになります。
コーディングははじめのうちは大人がそばで見てあげるほうが挫折しにくくなります。両親がそばにつくことが難しければ、プログラミング教室での学習もおすすめです。
プログラミング言語って聞いて子どもには難しいんじゃ……と思ったけど、ゲームやアプリでなら楽しんで学べそうですね!