おもしろいポッドキャストで英語を勉強したいです!
英語学習用のポッドキャストは種類がたくさんあるから、あなたに合ったものもきっとあるわよ。
なるべく寝ながら聴くだけでいいやつでお願いします。
寝てるならポッドキャストのおもしろさは関係なくない?
こんにちは、Yunです!
リスニングの勉強をするなかで「ポッドキャストでリスニングを勉強したい」「スクリプトつきのおすすめリスニング学習用ポッドキャストを知りたい」と感じていませんか?
そんな悩みをお持ちの方に、こちらの記事では英語リスニング学習用のおすすめポッドキャストを紹介しています!
この記事を読めば楽しみながらリスニングを勉強できるポッドキャストが見つかります!
ポッドキャストでリスニングを勉強するメリット
ポッドキャストはiPhoneなら「Apple Podcasts」、AndroidやWindowsなら「Google Podcasts」のアプリを使って無料で聴くことができます。
10年前なら英語学習用の雑誌や参考書を購入して付属CDを読み込んで…としていたものが、現代なら無料でオンラインで聴けるようになりました。クオリティも高いものが多いので、リスニング学習にはぜひ活用してほしいと思います。
Wi-Fi環境下で一度ダウンロードすれば、何度聴いても通信量がかさむこともありません。リスニング学習では短い内容をくりかえし聴くのが効果的なので、お気に入りのエピソードはダウンロードしておくのがおすすめです。
また、この記事で紹介するように英語学習用のポッドキャストは日本のもの・海外のものも含めてさまざまな種類があります。
単語帳のようにフレーズをひとつずつ流してくれるものもあれば、ニュースをとりあつかうもの、エンターテインメント性の高いものなどそれぞれの特徴があるので、自分に合ったポッドキャストがきっと見つかります。
番外編 ※英会話の雰囲気を楽しめるポッドキャスト
メインの前に、いきなり番外編から紹介して恐縮ですが、こちらが筆者が一番おすすめする英語学習ポッドキャストです。その名は「英語で雑談! Kevin’s English Room Podcast」。
Youtubeチャンネルのチャンネル登録者数が2023年7月時点で200万人以上なので、KERは知っている、という人も多いかもしれません。
今回の記事で「リスニング学習用のポッドキャストには基本スクリプトがあるほうがいい」とお伝えしていますが、KERポッドキャストにはスクリプトがありません。それでも英語学習者にこのポッドキャストをおすすめするのは、とにかく「英会話の雰囲気が楽しそうだから」。
語学の目的がコミュニケーションである人には「こんな風に楽しそうな会話ができたらいいな」と感じられるポッドキャストになっています。
正直、リスニング初心者がKERポッドキャストだけで英語を学習することはおすすめしませんが、ほかのポッドキャストで勉強して単語やフレーズがある程度聞き取れるようになってきたら、KERポッドキャストをぜひ聴いてみてほしいと思います。
英語で雑談! Kevin’s English Room Podcast
英語で雑談! Kevin’s English Room PodcastはYoutubeチャンネルから派生したポッドキャストです。Youtube動画は日本語中心に海外のおもしろ文化などを紹介していますが、ポッドキャストではケビンと山ちゃんがおもに英語でゆる〜く会話する内容となっています。
日本人リスナーの質問に対して、2人で英語で返答するスタイルなので、ネイティブが日本語を英訳する苦労を感じる場面が多々あり、それがかえって日本語と英語の違いを感じさせる興味深さにつながっています。
演者の2人がとても楽しそうに会話しているので、英語の内容が多少わからなくても、雰囲気だけでも楽しめる配信になっています。
初心者におすすめのポッドキャスト
リスニング初心者におすすめするポッドキャストの特徴
リスニングの勉強をこれからはじめようという人は、スクリプト(台本)つきのポッドキャストがおすすめです。スクリプトを公開しているものの多くは、それぞれのポッドキャストの公式サイトに掲載しています。わざわざスクリプトを開くのが手間に感じる人は、音声のなかで英語と日本語訳のどちらも流してくれるものもあります。
また、難しい単語が少なく話すスピードがゆっくりなものが良いのですが、この点は英語学習用のポッドキャストは多くがそうなっているので安心です。
試験対策や学習の側面に特化したい人は内容のおもしろさよりも豊富なフレーズ・会話シーン・報道ジャンルをあつかっているポッドキャストがおすすめです。
特に期限を決めずに学習を長続きさせたいと感じている人は、日本語パートがある程度あってパーソナリティ個人に親しみが感じられるようなものが向いているかもしれません。
英語聞き流し Sakura English
サクライングリッシュは英語のフレーズを学習するのに特化したポッドキャストです。Youtubeにも同名のチャンネルがあり、ポッドキャストはYoutube動画の音声版となっています。
ひとつひとつのフレーズを、まず日本語の意味を紹介してから数回くりかえす形式でひたすら流れます。まさに「聞き流し」用となっていて、家事をしながら、お風呂に入りながらなどの時間で英語学習するのにぴったりとなっています。
解説!1日5分ビジネス英語
解説!1日5分ビジネス英語は20年以上金融業界で勤めたマット竹内氏が英単語・英語フレーズを紹介しつつ英文の解説をおこなうポッドキャストです。
エピソード内でもかなり丁寧に日本語で解説しているのですが、公式サイトでは紹介している英文の日本語訳と重要単語が紹介されています。
Hapa 英会話 Podcast
Hapaとは「ハーフ」「混血」を意味するハワイ語らしく、Hapa英会話はアメリカ人と日本人のハーフ(ダブル)であるセニサック淳氏が英語を教えてくれるポッドキャストです。
公式サイトでスクリプトが公開されていますが、音声内で英語も日本語訳も両方紹介してくれているので、スクリプト不要で学習できるようになっています。
バイリンガルニュース 英会話 Podcast
バイリンガルニュースはバイリンガルのマイケルとマミが、世界で話題(でも日本ではあまり知られていない)ニュースをとりあげて会話する形式のポッドキャストです。
特徴は、生の英会話をとどけるために報道ポッドキャストでありながら台本なしの一発撮りをおこなっていること。世界のニュースを知りながら、2人の落ち着いきつつもゆるめな会話を聞いて英語を勉強できるのが魅力となっています。
6 Minute English
6 MINUTE ENGLISHはイギリスの報道会社BBCが制作しているポッドキャストです。世界中に利用者がいるBBCの英語学習サイト「LEARNING ENGLISH」の1コンテンツであり、話すスピードや用いられる単語は英語学習者用に調整されています。
世界のさまざまなジャンルのニュースを聞き取りやすい英語で知ることができるので、世の中のことを知りながらリスニングも勉強したいという人にうってつけのポッドキャストです。
海外拠点のポッドキャストなので日本語はありませんが、すべてのエピソードについてスクリプトが公開されています。スクリプトは公式ページの各記事のタイトルをクリックすると表示されます。
StudyIn ネイティブ英会話
StudyIn ネイティブ英会話は株式会社ブルードが展開する海外留学サービス「StudyIn」の動画メディアマーケティング部門です。同名のYoutubeチャンネルが大ヒットし、チャンネル登録者数は2023年7月現在94万人、累計では170万人以上となっています。
ポッドキャスト版でもYoutubeと同じく清家(せいけ)とアンジーがメインパーソナリティとしてさまざまな話題をテーマにボケ&ツッコミで楽しく会話しています。
アンジーの英語はまったくの初心者が聞き取りやすいスピードではないのですが、ポッドキャスト全体の日本語比率が高めなので初心者向けに分類しました。
ほかのポッドキャストとはちょっと違う雰囲気で面白いです!
中級者におすすめのポッドキャスト
リスニング中級者におすすめするポッドキャストの特徴
初心者向けのポッドキャストはたいてい聞き取れるようになったら、より高度な内容のポッドキャストにも挑戦してみましょう。
初心者向け、中級者向けの明確な線引きはありませんが、ここでは会話のスピードが過度にゆっくりすぎないことを基準としています。
早いスピードでたくさん話すポッドキャストではスクリプトのないものも多くなりますが、リスニング学習を重視するなら中級者とはいえスクリプトはあるに越したことはありません。また、学習として高い集中力を維持するためには1つのエピソードはなるべく短いものがいいといえます。
ここで紹介する中級者向けは、初心者向けよりもエンターテインメント性の高いものが増えています。会話にリズム・テンポが生まれ、演者自身も楽しんで会話できるスピード感になっているからだと思われます。
BBC Learning English
BBC Learning Englishは「6 Minute English」と同じくイギリスのBBCが提供する英語学習者向けポッドキャストです。6 Minuteよりも話すスピードは少し上がっていますが、それでもふつうのニュース番組ほどではありません。
テーマは政治、経済、健康、テクノロジーなどが幅広くあつかわれています。
The English We Speak
こちらもBBC製ですが、「6 Minute」よりもさらに短く、1つのエピソードが3分程度となっています。
内容は「take the biscuit(一等賞をとる)」「play a blinder(ファインプレーをする)」などネイティブが使う慣用句の紹介が中心となっています。
学習するフレーズや語彙は初級とは言えないので、エピソードは短いですが中級者向けに分類しました。
公式サイトでスクリプトが公開されています。
BBCはいろんな種類のポッドキャストを出してくれているんですね。
All Ears English Podcast
まじめでお堅い内容よりも、笑いまじりの会話を通じて英語を勉強したいという中級者にはAll Ears Englishがおすすめです。アメリカ文化やまぎらわしい英語フレーズについて、ラジオトーク形式で楽しく解説してくれます。
All Ears Englishはアメリカマサチューセッツ州に拠点を置く英語学習教育企業です。リンジーとミシェルのほか、4人の英語講師が交代でパーソナリティをつとめています。
話すスピードはネイティブとしてはゆっくりめですが、リスニング学習教材としてはナチュラルスピードの部類に入ると思います。また、会話のなかでは1つのセンテンスがけっこう長いことがあるので、それをしっかり聞き取ろうとすると大変に感じるかもしれません。
ただし、身構える必要はありません。All Ears English自体は「完璧に聞き取る必要はない」というコンセプトで配信しています。「Connection NOT Perfection(完璧さよりも伝わるかどうか)」を合言葉に、流れるような英会話に耳を慣らすだけでも効果があると言えます。
Luke’s ENGLISH Podcast
Luke’s ENGLISH Podcastはイギリス人の英語講師であり、コメディアンでもあるルーク氏が英語やイギリスにまつわるエピソードを面白おかしく紹介するポッドキャストです。
英語学習系のポッドキャストとしては歴史が長く、2023年7月現在で800以上のエピソードが公開されています。ルークが1人で話す回もあれば、ゲストを呼んで2人で会話する回もあります。
コメディアンといってもハイテンションでうるさい、ということはまったくなく、むしろ落ち着いたトーンで興味深い話をジョークをまじえて伝えてくれているものになっています。
スクリプトはこちらで無料公開されていますが、もともと全エピソードではなかったのに加えて、途中から更新されなくなっています。スクリプトをもとに聴きたい、という人は過去のエピソードから聴きはじめるのがいいかもしれません。
English Learning for Curious Minds by Leonardo English
ある程度まとまった時間をとり、ストーリーのある話を聴きたいと感じている人には「English Learning for Curious Minds by Leonardo English」もおすすめです。
「好奇心のための英語学習」の名のとおり、世界の興味深いエピソードを深掘ってじっくり説明してくれるポッドキャストです。
演者自身も言語学者であり、ポッドキャストによる学習効果の高さを主張しています。スクリプトや単語リストは公式サイトで公開しています。
This American Life
This American Lifeはアメリカの同名ラジオ番組のポッドキャスト版です。パーソナリティのアイラ・グラス氏はアメリカラジオ界の有名人で、この番組もアメリカでは知らない人はいないぐらい有名な長寿人気番組です。
ドラマを「聴く」ような感覚で英語学習ができるのがこのポッドキャストの特徴です。流し聴きでアメリカ英語の雰囲気に慣れるのもアリですが、公式サイトでスクリプトが公開されているのでじっくり学習することにも対応しています。
これはけっこう上級者向けに近い感じします!