不定詞の形容詞的用法をわかりやすく解説します!【例文・一覧あり】

語学
新卒ちゃん
新卒ちゃん

形容詞の「形容」ってどういう意味なんですか?

マルリン先輩
マルリン先輩

それがどんなものかを説明するという意味よ。

不定詞の形容詞的用法は名詞がどんなものかを説明しているの。

新卒ちゃん
新卒ちゃん

じゃあ「東京駅から千葉市の蘇我駅を結ぶ」は?

マルリン先輩
マルリン先輩

JR京葉線を形容するフレーズね。

こんにちは、Yunです!

英語の勉強をするなかで「不定詞の形容詞的用法とは?」「不定詞が形容詞になるってどういうこと?と疑問に感じていませんか?

そんな疑問をお持ちの方に、こちらの記事では不定詞の形容詞的用法の特徴の解説や、形容詞的用法を用いた例文の紹介をしています!

この記事はこんな人におすすめ!
  • 不定詞の形容詞的用法の使い方を知りたい人
  • 不定詞の形容詞的用法の例文を見たい人
  • 不定詞が形容詞になるとはどういうことか知りたい人
記事の内容まとめ
マルリン先輩
マルリン先輩
  • 不定詞の形容詞的用法とは、不定詞が名詞を修飾(説明)するときの呼び方よ。
  • 形容詞的用法は「〜する( 名詞 )」「〜できる( 名詞 )」と訳す場合が多いわ。
  • 「be + 不定詞」の構文はほかの場合と違う訳し方をするから注意してね。

この記事を読めば不定詞の形容詞的用法の使い方がわかります!

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不定詞の形容詞的用法とはなにか

不定詞が前の名詞・代名詞にかかるとき(または補語になるときの一部)、その不定詞の用法を形容的用法と呼びます。

形容詞とは「大きい( 名詞 )」「白い( 名詞 )」など、名詞を修飾する(形容する/説明する)単語のことです。

不定詞の形容詞的用法は主に「〜する( 名詞 )」「〜できる( 名詞 )」「〜するべき( 名詞 )」などと訳しますが、日本語としてのまとまりを保つために訳を工夫することもしばしば必要になります。

例文
The best person to consult is your counselor相談するのに最適な人はあなたのカウンセラーです。
The teacher assigned several exercises to complete.先生は終わらせないといけない複数の課題を課しました。
Give me something to drink, please.なにか飲むものをください。
新卒ちゃん
新卒ちゃん

不定詞の手前に名詞がきているのが特徴ですね!

形容詞的用法のパターン

不定詞の形容詞的用法は以下のパターンで用いることが多くあります。

  • 可能を表す
  • 使用法を表す
  • 当然や義務を表す
  • 判断を表す名詞句とセットで使う

形容詞的用法が可能や使用法を表す場合

不定詞の形容詞的用法は名詞の「どのように使うか」「なにができるか」という側面を補足することができます。

例文
The children need a garden to play in.子どもたちには遊べる庭が必要です。
I would like a sandwich to eat.サンドイッチを食べたいです。
I don’t have anything to wear.着るものがありません。

「like a sandwich to eat」は直訳すると「食べられるサンドイッチ/食べるためのサンドイッチ」、「anything to wear」は「着られるもの/着るためのもの」となります。

関係代名詞を用いた文への書きかえ

上記の用法は、関係代名詞と「can」「could」「may」「might」などを用いた文に書きかえることができます。

ただし以降の関係代名詞を用いた書きかえのすべての例に言えますが、ニュアンスが変わってやや文語的なかしこまった印象を与えます。

例文書きかえ
The children need a garden to play in.The children need a garden which they can play in.
I don’t have anything to wear.I don’t have anything that I can wear.
新卒ちゃん
新卒ちゃん

関係代名詞にするとちょっと堅い言い方になるんですね。

形容詞的用法が当然や義務を表す場合

何かをする必要のある名詞を用いて、「なにをするべきか」を補足する際には形容詞的用法を用います。

例文
The next thing to be considered is his report.次に考慮すべきことは彼の報告です。
I have some e-mails to write.打たないといけないメールがいくつかあります。

ちなみに「thing to be considered」は直訳すると「考慮されるべきこと」と受け身になります。

関係代名詞を用いた文への書きかえ

上記の用法は、関係代名詞と「should」「must」「have to」「ought to」などを用いた文に書きかえることができます。

例文書きかえ
The next thing to be considered is his report.The next thing which I should be considered is his report.
I have some e-mails to write.I have some e-mails that I must write.

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判断を表す名詞句を用いる場合

判断や評価を込めた語句には、不定詞の形容詞的用法がともなうことが多くあります。

例文
It was a stupid place to park.駐車するには馬鹿げた場所でした。
That is a dangerous way to behave.それは危険な行為だ。
This is the right thing to do.これは正しいことです。
Jim is the best person to hire.ジムは雇うのに最適な人です。
マルリン先輩
マルリン先輩

この表現を使えるようになると、ぐっとこなれた印象になるわ!

不定詞を後接しやすい名詞の例

以下の名詞は、不定詞の形容詞的用法をともないやすい名詞です。

  • ability
  • advice
  • agreement
  • ambition
  • anxiety
  • appeal
  • arrangement
  • attempt
  • chance
  • choice
  • decision
  • demand
  • desire
  • determination
  • dream
  • eagerness
  • failure
  • goal
  • intention
  • motivation
  • need
  • offer
  • opportunity
  • order
  • permission
  • plan
  • preparation
  • promise
  • proposal
  • recommendation
  • refusal
  • reluctance
  • reminder
  • request
  • requirement
  • suggestion
  • tendency
  • way
  • willingness
  • wish
新卒ちゃん
新卒ちゃん

いっぱいありますね!

マルリン先輩
マルリン先輩

これは全部を一度に覚えようとしなくて大丈夫よ。

末尾に前置詞をともなう形容詞的用法

「look at」や「sit on」など「自動詞+前置詞」がセットの表現として強く結びついている場合、ふつう不定詞にはその前置詞も加えます。

名詞的用法・副詞的用法ではこのように前置詞をともなうことはありません。

例文
There was no chair to sit on.座るための椅子がなかった。
He had some friends to talk it over with.彼にはそのことを話し合える友人たちがいた。

関係代名詞を用いた文への書きかえ

上記の例は「前置詞+関係代名詞+不定詞」と書きかえることができます。

例文書きかえ
There was no chair to sit on.There was no chair on which to sit.
He had some friends to talk it over with.He had some friends with which to talk it over.
新卒ちゃん
新卒ちゃん

関係代名詞を使うとなんかもってまわった言い方の印象ですね。

マルリン先輩
マルリン先輩

そうね、くだけた表現とは言えないわね。

「be + 不定詞」の構文

形容詞的用法には「be + 不定詞」のかたちで名詞を修飾するはたらきもあります。このとき、表す意味は以下のようになります。

  • 予定・決まりごと(〜はずである/〜ことになっている)
  • 義務・命令(〜ねばならない/〜べきである)
  • 可能・許可(〜できる/〜してもよい)

「be + 不定詞」のかたちで「予定・決まりごと」「義務・命令」を表現するとそれが正式・公式・公的であるような意味を含みます。

例文
The Prime Minister is to visit India next month.首相は来月インドを訪問する予定です。
At the end of the course, all students are to take a written exam.課程の最後に、すべての学生は筆記試験を受けなければなりません。
What am I to do?どうすればいいですか?
You are not to do that again.二度とそんなことをしてはいけません。

上記の形容詞的用法以外にも、「be + 不定詞」には名詞的用法(…は〜することである)、副詞的用法(…は〜するためである)の場合があります。

マルリン先輩
マルリン先輩

この表現は文章などでは頻繁に目にするわよ。

不定詞の形容詞的用法がわかれば変わること

不定詞の形容詞的用法がわかれば以下のような点に注意して表現することができるようになります。

  • 「〜できる( 名詞 )」「〜するための( 名詞 )」を表現するときは不定詞を用いる
  • 形容詞的用法は関係代名詞を用いて書きかえられるが、その場合はやや堅い言い方になる
  • 「be + 不定詞」は正式・公式な言い方として用いられやすい

独学では難しいと感じるときは、英会話教室や通信講座を活用しましょう。あなたの理解に合わせて、集中的に学習することができます。

新卒ちゃん
新卒ちゃん

不定詞の形容詞的用法がわかると表現の幅が広がりますね!

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