ドラえもんの「どこでもドア」があったら通勤しなくていいのにな〜。
在宅やリモートで働こうと思うと、職種選びが大事になるわ。
適した職種では在宅勤務が普及しているけど、勤務地に制限がある職種も多いの。
ドラえもんがいてくれたらいいのにな〜。
……あなたは現実逃避しているだけじゃない?
こんにちは、Yunです!
転職について調べるなかで「在宅勤務しやすい仕事ってどれ?」「リモートワークって今後どうなっていくの?」と疑問に感じていませんか?
そんな悩みをお持ちの方に、こちらの記事では在宅勤務しやすい職種・しにくい職種やリモートワークの現状を紹介します!
この記事を読めば、在宅勤務に向く仕事・向かない仕事がわかります!
テレワーク、リモートワーク、在宅勤務の違い
近年、社会では「テレワーク」「リモートワーク」「在宅勤務」などの言葉が取りざたされ、これらが可能な業種・職種が注目を浴びています。
これらの用語の意味はそれぞれ異なります。テレワークとリモートワークは会社や事務所じゃない場所で働くことであり、自宅以外にも移動中や宿泊場所などで働くことも含めます。
在宅勤務はその名のとおり自宅で働くことをさした言葉です。
本来はそれぞれ異なる用語ではありますが、テレワークも在宅勤務も「出社しなくていい」という点は同じであり、この記事ではあまり区別せずに用いています。
テレワークやリモートワーク、在宅勤務、在宅ワークの違いはこちらの記事で解説しています。
在宅勤務のメリット
集中しやすい
在宅勤務でもっとも言われやすいメリットのひとつが「集中のしやすさ」です。出社していると突発的なトラブルの対処や同僚との会話など、さまざまな要因で集中を乱されやすいのですが、自宅で仕事をしていると落ち着いた環境で仕事にコミットできます。
ただし、集中しやすいと言えるのは独身や子育てが一段落ついた人の場合と言えます。育児の真っ最中の場合は、集中を中断されることも多いですが、育児中の在宅勤務のメリットもあります。これについては次の項目でふれます。
子育てと仕事を両立できる
在宅勤務であれば子どもと触れ合う時間と仕事を両立することができます。
育児休業も終えて、子どもが1人で遊べるくらいの時期になれば仕事に集中する時間も一定程度確保できます。子どもを保育園に預けるのが不安な場合や、幼い子どもとの時間を大切にしたい場合は在宅勤務がおすすめです。
規則正しい生活を送れる
これは現在通勤時間が長いと感じている人向けのメリットですが、仕事が終わってから家につくまでの時間が0分なので、残業して8時や9時になったとしても、食事や就寝の時間が遅くなりすぎることはありません。
好きなタイミングで仕事ができる
出社していると、集中した作業の合間に5〜10分休憩をとるのもためらいがちです。サボっていると思われるのはいやですからね。しかし、在宅勤務では人の目を気にすることなく休憩と仕事再開のタイミングを決めることができます。
在宅勤務のデメリット
同僚とのつながりが薄まる
在宅勤務では、出社したときにある「なにげない会話」がなくなります。これはメリットでもあり、同僚との横のつながりを薄めるデメリットにもなります。
顧客との密なコミュニケーションがとりづらい
特に営業職の場合、在宅勤務で高度なヒアリングや説明、交渉をおこなうことは困難に感じるはずです。オンラインミーティングのぎこちなさや身体的距離感の遠さは、高度なコミュニケーションを必要とする場面では不利に働きます。
プロジェクトのタスク状況が見えづらい
あなたがチームに所属していて、なんらかのプロジェクトの責任者である場合、タスクの進捗状況について知る必要があります。細かいニュアンスのところまで知ろうとすると、オンラインで確認するのは対面で聞くよりも手間がかかると感じるかもしれません。
得られる情報量が減る
これまで通勤時間に情報収集をおこなっていた人は、今後はそれはできなくなります。別の時間に情報収集の時間を確保できるなら問題ありませんが、育児をしている人など「通勤時間くらいしかネットニュースを見る時間がない」と感じている人は情報収集の工夫をせまられます。
自己管理能力に左右される
在宅勤務のメリットが時間を好きにコントロールできることである反面、時間を自由にできることは自己管理能力が低い人にとっては成果を出すためのハードルが上がるデメリットでもあります。
ほかの人からの視線があるから集中できるというタイプの人にとっては、在宅勤務はさまざまな誘惑に耐える時間になります。
在宅勤務が可能な職種
在宅勤務やリモートワークがしたいなら、おすすめはITエンジニアとWebデザイナーです。これらの職種は業界全体でフルリモート勤務への理解があるので、ほかの職種と比べて制度を利用しやすく感じるはずです。
リモートワークはすべての職種でできるわけではありません。選ぶ職種を間違えると、どれだけ大企業であってもリモート勤務は許可されない可能性があります。
在宅勤務やフルリモートで重要な条件は、デスクワークで業務がほぼ完結することです。以下では、在宅勤務やフルリモートをするのにおすすめの職種を紹介します。
- ITエンジニア
- Webデザイナー
- 経理・事務
- コンサルタント
- 人材紹介
ITエンジニア
フルリモートが可能な職種の代表はITエンジニアです。
ヤフー株式会社は社員一人ひとりのニーズにあわせて働く場所や環境を選択できる人事制度「どこでもオフィス」を2022年4月から開始し、130名以上の社員が飛行機や新幹線での通勤圏へ転居しました。
Webデザイナー
webデザイナーもフルリモートで働きやすい職種です。ITエンジニアと同じくweb環境があれば業務が成立するので、機材さえ揃っていれば在宅で勤務できます。
経理・事務
経理スタッフ業務も在宅OKの求人が多数あります。領収書や各種帳票を電子化できれば、クラウドサービスを利用してリモートで働くことができます。
コンサルタント
コンサルタント業務も在宅可の求人が多数あります。もともとアクセンチュアなどコロナ禍以前からリモートワークを推奨していた企業もあるくらいで、コロナ禍以降はかなりリモートワークが定着した業界です。
人材紹介
人材紹介事業でも、リモートワークは広がっています。転職サービス「doda」などを提供するパーソル株式会社は2021年4月からフルリモートワーク制度を導入し、2022年にGreat Place to Work® Institute Japanによって「働きがいのある会社」に認定されました。
在宅勤務の難しい職種
生活基盤にかかわるエッセンシャルワーカーは、残念ながら在宅勤務ほぼ不可能です。これらの仕事はその場所で業務する必要性があり、オンラインでは完結しません。
以下に在宅勤務が難しい職種の例を挙げます。
在宅勤務に適した会社の条件
在宅勤務ができるかどうかについては、デジタルで業務を遂行できるかにかかっています。オンライン環境で成果を出せるタイプの職種であれば、現在多くの企業がリモートワークを一部または全部に取り入れています。
その企業の取引先も重要です。自社が先進的な社風であっても、クライアントがオンラインでのやり取りに理解がなければ結局訪問する必要が生じるからです。この点は企業というよりも業界によるところが大きく、オンライン業務が中心の業界であればリモートワークはしやすくなります。
業界全体がリモートワークの風潮であっても、企業文化としてリモートを取り入れない場合があります。これは創業者の経営理念による影響が大きく、入社前に企業文化を確認しておく必要があります。
たとえば、テスラ社のCEOイーロン・マスク氏は2022年6月に全社員に「週40時間以上出社しなければクビにする」と通達しました。1日8時間を週5日なので、リモートワーク禁止とほぼ同義のメッセージです。
在宅勤務可能な職種は女性が働きやすい仕事が多い
在宅勤務やリモートワークに適した職種はデスクワークが中心であるため、体力の少ない女性でも働きやすい仕事が多くなっています。
今の仕事が肉体労働中心で自分があまり活躍できていないと感じている女性は、デスクワークに移ることで仕事の適性も上がり、リモートワークのメリットも得られるかもしれません。
在宅勤務のこれから
廃止する企業も増えるだろうが、続ける業界はのこる
2023年4月、元Facebookの現メタ社がリモートワーク可能な求人を廃止しました。メタ社はIT企業の代表格であり、これまでリモートワークを推奨してきましたが、その流れと逆行する選択をとりました。
メタ社のように企業の経営状況や時代の変化によって、コロナ禍時代に比べてリモートワーク可の求人は減少すると思われます。
ただし、「働き方改革」の面で在宅勤務・リモートワークのメリットは大きく、求職者からの需要も高くなっています。ITエンジニアやWebデザイナー、コンサルタントなど在宅勤務・リモートワークとの適性が高い職種は今後もリモートワークを継続していくと考えられます。
環境がおかしいと感じたら、転職もアリ
在宅勤務やリモートワークの実施は個人だけで対処できる問題ではありません。
あなたが今所属している環境は個人で変えられるものでないと感じるなら、転職することをおすすめします。
在宅勤務やリモートワークは育児とキャリアを両立したいと思っている男女に大きなメリットがあります。
転職の際に自分の生活と仕事のどちらも大切にできる環境であることを基準にすれば、次の職場でキャリアアップできる可能性があります。
企業文化は千差万別。あなたにぴったりの企業もきっとあるはずです。