戦略系コンサル業界って女性にとって働きやすいですか?
ひと昔前と比べたら、格段にワークライフバランスを推進するようになっているわ。ただし、ハードな働き方は避けられないから、ワークライフインテグレーションについても検討したほうがいいわね。
ワークライフインテグレー……長いですね。
インテグレーションは統合よ。仕事と私生活を切り離さず、合わせたものとする考え方ね。もちろん、それが合うかどうかはその人次第よ。
こんにちは、Yunです!
転職について調べるなかで「戦略系コンサル業界って働きやすいの?」「戦略系コンサル業界のワークライフバランスってどうなの?」と疑問に感じていませんか?
そんな悩みをお持ちの方に、こちらの記事では戦略系コンサル業界の働きやすさについて解説します!
この記事を読めば、戦略系コンサル業界があなたにとって働きやすい業界かどうかがわかります!
戦略系コンサルタント業界の働きやすさ
コンサル業界には戦略系・総合コンサル・人事系・金融/M&A系・シンクタンク系などが含まれます。
戦略系コンサルタント業界はほかのコンサル業界と比べてより上流の過程をあつかいます。クライアント企業の経営方針そのものを策定するため責任も重く、その分ハイレベルな能力と成果を求められます。
働きやすさに関する総合コンサルタント業界の特徴は、以下のものが挙げられます。
20代のうちから毎年年収が100〜200万円増えつづけ、マネージャーになると1年で500万円近く昇給する事例もあります。その給与に見合う責任と業務量があるため、戦略系コンサルの世界がハードワークであることは間違いありません。
優秀であれば男性も女性も関係なく評価してもらえる業界でもあります。ホワイトカラーの代表的な業界でもあるため、身体能力の差で業務負担が変わることはほぼありません(体力は必要ですが)。
有給の取りやすさでいえば、プロジェクト中はほぼとれませんが、反対にプロジェクトの合間の期間はかなり自由に有給を取得することができます。戦略コンサルタントの多くはこのプロジェクトの合間期間に旅行などでリフレッシュをおこなっています。
戦略コンサルティング業界ではワークライフバランスよりも「ワークライフインテグレーション」のほうが現実的、という見方もあります。これは仕事と私生活を分けるのではなく、仕事と私生活を統合し、どちらも分け隔てない自分の人生だととらえる考え方です。
高い成果を求められる分、仕事にコミットすることが避けられない戦略系コンサルティングでは、ワーク(仕事)とライフ(私生活)をどのようなものととらえるか、という点から自分に適しているかどうかを見つめ直すことをおすすめします。
戦略系コンサルタント会社の働きやすさ・ワークライフバランス
マッキンゼー・アンド・カンパニー
産休育休は法定以上のサポートをしてくれる。育休前の年収の100%が女性は半年間、男性は3か月支給される。
ダイバーシティ&インクルージョンの文化が根づいており、女性に対する差別的発言やセクハラ・マタハラがおこなわれることはほぼない。
管理職の女性比率は2019年時点で39%だったが、一般企業の部長級であるアソシエイトパートナー級から女性が激減する。これはハードワークであるため、家庭をもつ女性が敬遠しているという事情があるようです。
ワークライフバランスは、アサインされるプロジェクトによって大きく異なります。プロジェクトが炎上せず、スムーズに進捗すれば19時退社もあり得ますが、このような状況はまれです。
多くの場合タイトな納期に対して少人数チームで対応するので、深夜近くまで業務をすることになります。
ただし、プロジェクト期間外の場合は有給消化もしやすく、比較的ワークライフバランスのとりやすい期間になります。
ボストン・コンサルティング・グループ
時短勤務やベビーシッター補助制度だけでなく、個人の事情に応じて勤務時間を調整する文化がぬづいているため、ワーキングマザーを支援する制度は整っていると言えます。
ワークライフバランスについてもかなり意識しており、「連日徹夜でがんばる」という従来のコンサルイメージからは脱却しつつあります。プロジェクトによっては激務を避けられませんが、そもそもプロジェクトのアサインについては社員の希望を聞かれるので、避けたいプロジェクトにアサインされないようにすることができます。
働きやすい企業を選べば活躍できる
上の図は、日本の女性の平均賃金が男性よりも約22.5%低いことを表しています。
先進諸国と比べて日本は女性の平均賃金が男性よりも低い傾向にあります。
女性の管理職比率も先進諸国と比べると低く、働く環境をしっかり選ばないと、女性は男性よりも損をする可能性が高くなっています。
ただし、今回紹介したように女性が活躍できる環境を用意した企業もたくさんあります。
女性にとって働きやすい環境に身を置くことで、これまで以上のキャリアを築くことができます。
仕事も私生活も両立して、人生を楽しみたいです!
記事のなかで紹介した仕事に興味があれば、転職サイトなどで調べてみてください。