残業、いやです!
そうねえ。「残業代が入るから」という理由で残業を好む人もいるけど、多くの人にとっては負担よね。特にサービス残業は避けたいところね。
残業って「残酷な労働環境のなかでの業務」の略ですか?
違うし、残業を無理強いしない企業もたくさんあるわ……。
あなたは今日は定時で帰りましょうね。
こんにちは、Yunです!
転職について調べるなかで「残業が少ない業界に転職したい」「残業が少ない仕事ってどんなの?」とお悩みですか?
そんな悩みをお持ちの方に、こちらの記事では定番の残業が少ない仕事と、意外と残業が少ない仕事をご紹介します!
この記事を読めば、残業が少ない企業の選び方もわかります!
定番の残業が少ない仕事5選
残業が少ない仕事の主な特徴は、以下のとおりです
上記の特徴に当てはまる数が多いほど、残業は少なくなります。
以下では世間的にも有名な残業の少ない仕事を5つ紹介します。こちらの記事はすべて総合職の場合として紹介しています。一般職であれば、残業時間はより短くなる傾向にあります。
- 法人営業
- 事務職
- 工場勤務
- コールセンター
- アパレル販売員
法人営業
法人営業、BtoB営業は残業が少ない傾向にあります。
法人営業は多くの取引先が9時から18時ごろまでの営業時間なので、遅くとも18時過ぎには営業活動が終了することになります。
また「ルート営業」といって営業活動そのものがルーティーン化されやすいので、それも残業を少なくできる理由になっています。
事務職
事務職は残業がほぼありません。理由としては、ルーティンワークが多く、突発的な仕事が少ないことや、納期に追われるような対クライアント業務が少ないことが挙げられます。
工場勤務
工場勤務も残業はほぼありません。工場勤務に限らず、シフト制の仕事は時間がきたら交代要員と代われるので残業が発生することはほぼありません。
コールセンター
コールセンターもシフト制であるため、残業はほぼありません。
最後に受電した内容がクレームで、それが長引く話だった場合には残業となりますが、このようなケースは毎回あるわけではありません。勤務終了直前には電話をとらないように業務手順を自己調整することもできます。
アパレル販売員
アパレル販売員もシフト制であるため、比較的残業の少ない仕事です。
セール前などの繁忙期には店舗の準備作業が入ることがあり、季節性の残業が発生することはあります。残業を少なくするのが希望ならば、百貨店やショッピングモールなどのテナント店舗での勤務を希望しましょう。テナント店はそのテナント先の営業時間を超えて残業することがありません。
残業が少ない仕事も、絶対に残業がないわけではないんですね!
意外と残業が少ない仕事5選
ここまでは定番の残業が少ない仕事を紹介してきました。
ここからは、その業界・職種としては残業が多いと思われがちだけど、条件次第で意外と残業が少ない仕事を紹介していきます。
これらの仕事は「定番の残業が少ない仕事」よりも平均年収が高い傾向にあり、その点でもおすすめできる仕事です。
- 医薬品卸の薬剤師
- 特別養護老人ホーム勤務の理学療法士
- システム管理のITエンジニア
- 地方銀行の銀行員
- 自動車メーカーのデザイン部門
医薬品卸の薬剤師
医薬品卸の薬剤師は、主に自営業所にかかわる行政手続きや保管倉庫や保冷庫に置いていいる薬剤の品質管理を担当します。
医薬品卸の薬剤師は基本的に土日が休みで、残業もほぼありません。子育てをしているパパ・ママにとっては働きやすい職場環境と言えます。
薬剤師でもドラッグストア勤務や病院薬剤師は残業時間が長くなり、激務となります。
ドラッグストア勤務では薬剤師としての仕事以外にも、OTC医薬品の販売や食料品・日用品の取り扱い業務があります。
病院勤務では、大きい病院ならチーム医療に参加することもあり、その分拘束時間が長くなります。
薬剤師さんは所属しだいで結構変わるんですね!
特別養護老人ホーム勤務の理学療法士
理学療法士は患者のリハビリを担当する仕事ですが、医療系のなかでは日勤帯で勤務することが多く、生活のリズムを整えやすい職種です。
介護福祉領域で勤務する場合、医療機関で働くよりも残業が少ない傾向にあります。そのなかでも特別養護老人ホーム(以下、特養)勤務は残業時間の平均が1回あたり42分と、訪問リハ業務の65.7分などと比べて短くなっています。
反対に、大学病院勤務の理学療法士は残業が長くなる傾向にあります。これには大学病院は研究施設としての側面があるため業務が多いこと、急性期を対象としているため患者の入れ替わりが激しいことなどが原因として挙げられます。
(参考URL:公益社団法人日本理学療法士協会「理学療法士を取り巻く状況について」)
システム管理のITエンジニア
残業が多いことで知られるITエンジニアですが、システム管理のITエンジニアはほかとは異なり残業が少ない傾向にあります。
システム管理は社内SEとも呼ばれ、情報管理や業務システムの構築・改善をおこなうのが主な業務です。社内SEは自社のシステムの保守・運営がメインであって、SIerのSEのように取引先の無理な納期に合わせてスクジュールを組む必要がありません。
SIerのSEの場合は取引先の都合で急な仕様変更が発生し、それにより追加の業務が生まれることがあります。しかし社内SEであれば情報伝達がスムーズであるためニーズ調整の負担も少なく、結果的にその分の残業が減ります。
これに対してSIerや受託開発のエンジニアは取引先の都合で急なスケジュール変更が生じる場合があり、残業が多くなる傾向にあります。
地方銀行の銀行員
銀行員の残業時間は近年減少傾向にあります。特に地方銀行では残業が減っているようです。
おもな理由は以下の2点です
ひと昔前と違い、現代は勤怠がPCで管理され、個人の残業は本部に筒抜けになります。個人PCで作業していてもログイン情報から把握されるので、結果的に残業は減少しています。
ここでは総合職の情報を書きましたが、一般職であればさらに残業は少なくなります。
自動車メーカーのデザイン部門
自動車メーカーのデザイン部門や、カーデザイナーと呼ばれる仕事は残業があまりありません。
これは自動車メーカーは労働組合が強く、「36協定」を無視した働き方をしないよう厳しくチェックされていることが関係しています。
ただし自動車メーカー勤務であればどの部署も残業が少ないかというとそうでもなく、営業部は月によっては30時間以上の残業が発生しているようです。
残業が少ない自動車メーカーのデザイナーに対して、それ以外の業界のデザイナー職は残業が多い傾向にあります。これには「デザイナーは残業するもの」という風潮の存在や、下請け企業が多いことが影響しています。
残業が少ない企業を選べば女性の働き方も変わるかもしれない
女性は男性に比べて非正規労働者の数が多いというのが日本の現状です。
ここにはさまざまな理由がありますが、そのなかのひとつは正規雇用だと残業が発生し、家庭や育児とのバランスが崩れることを危惧しているためと考えられます。
正規と非正規の平均賃金や給与体系の差は大きく、残業時間などのデメリットが排除されるなら正規雇用で働きたいと感じている女性も多くいるはずです。
残業は大きな負担ですからね〜。
記事のなかで紹介した仕事に興味があれば、転職サイトなどで調べてみてください。